これまで本シリーズからのプライベートボトルへの原酒の提供は世界的にも例は多くなく、限られた機会のみとなっていました。
2015年に
ハンターレイン社から初の弊社単体でのプライベートボトル(タリスカー [2008] 6年)をリリース。みなさまから多くのご支持を頂きました。その後も同社との信頼関係を重ね、現地への再訪もあって今回の
プライベートボトリング第2弾をご紹介できることとなりました。
今回選ばれたのは
ボウモア蒸留所の原酒。モリソンファミリーが所有し、グレンギリー、オーヘントッシャンといった姉妹蒸留所と共に今にも通じる良質の原酒を供給してきた言わずとしれた人気蒸留所となります。
現在ではメジャー、ビームサントリーの傘下、モリソンボウモアディスティラリー社の主力蒸留所、
ブレンデッド原酒を一切手がけないシングルモルト専門の蒸留所として稼働しています。
一方でマーケットにおいてはその人気の高まりと共にオフィシャルボトルの安定供給が脅かされるほどに原酒の不足が深刻さを増しており、ボトラーマーケットにおいては新作は激減の一途を辿っているところでもあります。
そうしたなかで出会うことができたのは
2001ヴィンテージに生み出された1樽。これまでもWHISKYFUN.COMの高得点ボトルを輩出するなど
2000年代ボウモアにおけるグレートヴィンテージとも目されるところ。
数少ないニューリリースが2000年代後半蒸留となるなどショートエイジング化するなかで
オフィシャルスタンダードの12年を超える貴重なシングルカスクは伝統あるレイン家のコネクションだからこその存在といっても過言ではないでしょう。
モリソンファミリーがオーナーを務めた時代から現代へと進化を続けるボウモアの新たな魅力を体感させる1樽。
『2000年代特有のフルーティ&スモーキーの中に時折顔を見せるトロピカルフレイバー、グレートヴィンテージのポテンシャルをこの機会に是非ご堪能下さい。』