信濃屋プライベートボトリングオリジナルシリーズとして2009年にリリースを開始した「INSTRUMENTAL SOLO SELECTION」。
シングルモルトやブレンデッドウィスキーをオーケストラに、シングルカスクの原酒をソロの楽器に例え個性を楽しんでもらう事をテーマに6部完結とし、これまでハイランドパーク1989、グレンリヴェット1994、ボウモア1993、リトルミル1985という4本のボトルを発信してきました。
今回、約5年の沈黙を破るに相応しい1樽を確保。新作となる第5弾をご紹介することが出来ました。
総ボトリング数245本限定販売
オーケストラのように響き合う
インストゥルメンタル ソロ 6部完結の第5弾
『泥炭と亜熱帯果実、比類なき融合。』
選ばれたのはアイラの人気蒸留所ラフロイグの原酒。2015年に創業200年を超えた老舗蒸留所であり、チャールズ皇太子に愛され王室御用達の認定を受けたスコットランドにとってもなくてはならない唯一無二の存在となります。しかしながら、近年ではその高い人気を背景とした原酒不足が深刻化しており、ボトラーのカスク確保は困難となり、実力あるボトラーのみリリースできる状況となっております。
そうしたなかで出会うことが出来たのは1997ヴィンテージの18年熟成原酒。現在、ボトラーリリースの主軸となる2000年代原酒すらも激減する状況において18年という1つの節目を感じさせるエイジングです。
さらに1997ヴィンテージは1990年代原酒の中でも流通量も非常に限られる年となっており、他有力ブランドからはシスターカスクで高評価を得るボトルが輩出されております。
今回のリリースではそうした秀逸なボトルにも引けを取らないコストパフォーマンスも実現。
約5年の歳月を掛けて探し求めたのは、各ブランドのバイヤーからも垂涎の的となる希少なスペックからの今味わっておくべき飲み頃の1樽です。
『2000年代原酒では出会うことができない、ピートとトロピカルフルーツのハーモニーが協演する、1990年代ラフロイグ原酒ならではのソロ演奏をぜひご堪能下さい。』
---Tasting Note ---
【香り】ヨード、衛生用品、薬品系のピートとアンチョビからピンクグレープフルーツ、メロン、オレンジピールの香り。
【味わい】口に含むと、バニラ、熟したアプリコットやバナナ、奥からグァヴァやマンゴーのトロピカルフルーツ。甘い灰とホワイトペッパー。
【フィニッシュ】フィニッシュは、非常に長く、タール、手入れ仕立ての皮製品、泥炭の煙、メンソールの煙草 。
【コメント】2000年代では味わう事が難しいピートとフルーツの融合、更には中熟ならではの複雑な熟成感。往年のラフロイグを知るモルトファンも納得できる1本をお届け!
(Tasted by 弊社スピリッツバイヤー)