1938年に創業した老舗蒸留所。オーナーは現地テキーラ界でも多くの蒸留所にファミリーが携わる名家カマレナ家。
現地でも非常に困難とされる
自社農園を保有し、原料アガヴェの栽培から瓶詰めに至るすべての工程を一貫管理し、手造りを実践する家族経営の生産者としては最大規模を誇ります。
それ故に、
伝統を重んじながらも、常に新しい取り組みを可能にしており、飲み手に対して最先端の商品を提供できるのが、この蒸留所の最大の特徴。その一例では最先端のリサイクル設備を駆使したバガス(アガベの絞りカス)の廃棄物を一切出さない還元システムで特許を取得するなど、品質第一はもちろんのこと、環境にも配慮したエコロジーなつくりをも一早く導入しています。
【3つのポイント】
1、アランダス地区自社農園産の
ブルーアガヴェを100%完全使用
バジェス地方に比べ肥沃な土壌を持ち、糖度が高い大型のピニャが産出され、プレミアムブランドが多く生産される
ロスアルトス地方に所在。
蒸留所周辺のアランダス地区に1500エーカーの自社農園を所有し、除草剤を極力排した栽培を行うなどオーガニック農法を採用。同蒸留所ではそこから手間隙を惜しまず育まれた
自社農園産ブルーアガヴェのみを100%使用しています。これにより、必要な品質、成熟糖濃度を原料時点からすべて自社で管理することを可能にしております。
そうしてロスアルトス地方のブランドとしてバジェス地方に劣らない
低価格を実現。その品質では地方の特長を捉えた原料由来の豊かな甘みを秘めた
高品質な原酒を生み出しています。
2、マンポステラ(レンガ釜)の採用
でんぷんを糖化させる原料アガヴェの蒸し焼き過程では、同地区の主流となるアウトクラベ(圧力釜)ではなく、古典的な
マンポステラ(レンガ釜)を使用。常圧での工程となるためアウトクラベに比べ、時間コストは3倍以上かかるものの、原料由来の心地良い甘みと深みを引き出します。
3、ミドルのみにこだわった蒸留
同蒸留所ではスタンダードの品質の高さこそ本物の証というこだわりの下、蒸留時にはコストを惜しまずにヘッドとテイルの部分を大胆にカット。
風味的に最良とされるミドルの部分だけを抽出し、蒸留所のハウススタイルとなる滑らかな味を守り続けています。
4、現地に根ざしたブランド
メキシコ国内でも低価格帯のアガヴェ100%テキーラは、実は最大消費国であるアメリカで開発されたブランドがほとんど。
老舗カーサ・カマレナ蒸留所で生み出された
地元ブランド「カスコ・ヴィエホ」はメキシコ本国でも圧倒的知名度を誇る信頼のブランドです。
カスコ・ヴィエホ(”古い樽”の意)は1980年代にリリースされ蒸留所では一番長い歴史を持ちながらもこれまで日本市場に紹介されてこなかった、自社農園のロスアルトス産アガヴェを100%使用した
旨安テキーラの新潮流。
名産地ロスアルトス地方の原酒として、バジェス地方のプレミアムブランドにも劣らない
スムーズで上品なアガヴェの甘みを実現。そして破格とも言える低価格をも兼ね備えた
圧倒的コストパフォーマンスを誇る現地でも愛飲される名ブランドです。
その特長は高い糖度を蓄えた自社産アガヴェに由来し、豊かなリコリス香や柔らかいボディーを実現。
ブランコでは原料の素性の良さをダイレクトに感じていただける仕上がりがご堪能頂けます。