1711年の創業以来、一族に代々受け継がれているアルマニャック最古の家族経営シャトーとなる、「シャトー・ド・ラキー」。
合計400ヘクタールに及ぶ敷地の中には、森、湖、湿地などがあり多くの野生動物の棲家にもなっているほどで、自然との共生を踏襲する、スケールの大きな造りが最大の特徴です。
その中の20ヘクタールの畑は現地生産者の間で「グラン・バ・アルマニャック」とも評される黄金地帯に位置しており、完全なる自然の生態系のなかで生育する葡萄はテロワールの恩恵を十二分に受け、他の生産者と比べても一線を画す、自然のパワーに満ち溢れた果実を実らせています。
現在は、コロンバール、バコ、2003年から栽培を開始したフォルブランシュの3品種を原料に使用。オーナーであるジル・ド・ボワセゾン伯爵自らが、畑づくり、ぶどう作りに始まり、全工程に目を光らせて一貫管理する事で、安定感のある高品質アルマニャックが生み出されています。
その高いクオリティーは多くの評価を得ており、アルマニャックのバイブルとして知られるチャールズ・ニール氏著書『ARMAGNAC』では、140もの生産者の中から、特に傑出した4つの生産者の内の1つに選ばれ最高位に位置付けされている名門シャトーです。
これまでの長きに渡る生産地訪問でボワセゾン伯爵とも旧知の間柄となるTHE BOW BARオーナーバーマンの本間氏と、弊社スピリッツバイヤーが、現地を訪問。原酒が眠るセラー内でボワセゾン伯爵を交えて3者で 多くの珠玉のサンプル達からセレクションを実施。
選ばれたのはバコ種100%による1982ヴィンテージ原酒。品質を重視し、大量生産しない同家では年間に蒸留される原酒の量は限られており、その分古酒は言うまでもなく貴重な存在。今回の1樽はセラー内でも最長熟クラスの希少なカスクとなります。
昨年にご紹介し、おかげさまで完売となりました2006ヴィンテージフォルブランシュ原酒に続き、ボワセゾン伯爵と特別な信頼関係のあるTHE BOW BARオーナーバーマンの本間氏と弊社のジョイントのために特別に譲り受けた1樽。
『最高峰の作り手、プロフェッショナルバーマン、弊社のリレーションシップでお届けする、黄金地帯の葡萄から生まれた長期熟成バコ原酒の魅力を是非ご堪能下さい。』
---Tasting Note ---
とても華やかで品のある中に艶っぽさを感じる。
葡萄の立ち上がりの中に、ハニー、キャラメル、カカオのニュアンス。
後に喉の置くまでバコ種特有の葡萄の力強さが直線的に伸びてくる。
床土の素晴らしい環境の熟成庫の下、ガスコーニュオーク樽で育てられた、快活なタンニンほとばしる果実感が素晴らしい外向的なアルマニャックです。
Tasted by THE BOW BAR オーナーバーマン 本間純矢氏
-THE BOW BAR-
1995年、北海道、札幌すすきのにオープン。
海外からのゲストも絶え間なく数多く訪れ、2018年23年目の歩みを進める世界的名店、THE BOW BAR。
数百種類を数えるシングルモルト、「天使のようなグラッパ職人」ロマーノ・レーヴィ氏のグラッパをはじめ、現地で厳選されたアルマニャックやコニャック、中には世紀を超える逸品すら並ぶ、世界各国から本間氏が直接目利きしたオールド&レアボトルに囲まれた空間は、飲み手にとってはまさに夢のような一時を演出します。
歴史的、伝説的なボトルが肩を並べる一生に一度は訪ねておきたい名店。
-Mr.Junya Honma-
オーナーバーマンの本間純矢氏は、毎年、欧州を訪れ、現地の生産者と親交を深め、作り手の生み出す原酒を通して作り手自身と、自らが見極めて仕入れた洋酒を通して、その歴史と今を日本へ伝えています。
また、カウンター以外にも海外でのセミナー講師も務め、生産地訪問を地元メディアが取り上げるなど、活躍のフィールドは国内に留まりません。
常に情熱熱く、礼節を重んじ、1度会えば虜になる人間的魅力の深い氏を目当てに、国内外から多くのファンや業界関係者達が札幌を目指すプロフェッショナルバーマンです。