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VALLEIN TERCINIER
Grand Champagne
Lot No78
pour BAR DORAS
Selected by Yasutaka Nakamori
***以下、BAR DORAS 中森氏ご案内より転載***
【年末スペシャルは、今年現地で1番印象に残った強烈ランシオの“モンスターコニャック”】
1850 年創業のVallein Tercinier(ヴァラン・テルシニエ)はコニャック町中心部から西へ約35km離れたボン・ボア地区シェールミニャック村に位置し、ボン・ボア地区以外にファン・ボア地区にも自家畑を所有しています。
風格のある8つのシャラント式蒸留器を持ち長年自家栽培のコニャック造ってきましたが、現在は自家蒸留を行わず、創業時より並行して行っている契約農家から購入した原酒を自家熟成させてリリースするネゴシアンとして評価の高いコニャックをリリースし、スピリッツ愛好家に喜びを与え続けています。

ネゴシアンとして農家と関係性を結ぶ中での絶対条件は同じ哲学と同じ目標を持っていることであり、ブドウ畑と収穫を管理する完璧な方法の知識、高品質へ導く蒸留への内容を共有し、「喜びの味わいを提供するために最高のコニャックを造りましょう」とのコンセプトから深い強固な関係を持ち続けています。
初訪問は2022年2月、コロナ禍で1日に50万人超と感染者が多いフランスでも1番感染の多い地方がコニャック地方という状況下にてアポイントメントを取り、5代目キャトリーヌ・テルシニエ婦人とご主人ステファンさんが「日本人では初訪問になります」と訪問客がほぼ来ない中で温かく迎えてくださいました。沢山のテイスティングから買付けも終えるとお2人から「日本人初訪問となった記念すべき日だからレストランで昼食をご一緒しましょう」とお気持ちいただき、思い出深いランチとなりました。

お店を出てテラスでシガー好きな愛煙家ステファンさんとのリラックスした一服タイムでの会話から、テイスティングで1番印象に残った40〜70年の原酒がアッサンブラージュ(ブレンド)されたオルダージュをDORASプライベートでボトル(PB)として初輸入への話も生まれ、帰国して実現となりました。

VALLEIN TERCINIER
Hors d'Age
pour BAR DORAS
Selected by Yasutaka Nakamori
(完売御礼)
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今年(2024年)4月10日に再訪のアポイントメントをステファンさんに取り、前回アッサンブラージュのタイプを選んだので今回はシングルカスクでPBを再輸入したい要望を事前に伝えて当日を迎えました。
テルシニエ家が契約する各農家にて選んだポテンシャルの高いシングルカスクが眠る貯蔵庫はドライセラーとウェットセラーを使い分けていて、ウェットセラーに入ると床はしっとりと濡れて水を撒かずに湿る天然の床の湿度がコニャックの味わいにも影響を与えています。

ステファンさんは貯蔵庫内でふと止まっては樽から原酒を次々に汲み出してはテイスティングさせてくれました。

昔、パリでバーマンをしていたステファンさんはテイスティングの順序を瞬時に組み立ててくれて、その流れや意図がバーマンの自分に響くものがありました。その後、ステファンさんは貯蔵庫内にある重みのある扉を開けて聖なるパラディ(その家々の遺産原酒が眠る特別な貯蔵庫)に案内してくださいました。

(パラディへの扉)
パラディでもステファンさんの誘導で幾つもの原酒をテイスティングさせていただきました。最高年ヴィンテージ1973の樽が複数あったので、「1973ヴィンテージを幾つか飲み比べしてみたいです」とテイスティングのリクエストをし、ステファンさんが注いでくれる1杯1杯との真剣勝負が続きました。

最後にステファンさんが出してくださったグランド・シャンパーニュ地区産“1978”を飲んだ瞬間…
それまでにテイスティングしたすべてが飛んでしまう程の強烈なインパクトある怪物級コニャックに出逢ってしまいました。

「これを輸入させてください」と即決した言葉にニコッと笑い「もちろんです」と返ってきたこの短い会話の中には、これを選ぶことをまるで分かっていたかのような凝縮した無言の会話がありました。
キャトリーヌさんがちょうど事務所から戻ってきた時で、「これからレストランでまた一緒にランチしましょう」とお誘いをいただき、美食家のご夫婦との楽しい昼食の時間をいただき、帰国して輸入時期を改めてお伝えしま すと言いお別れとなりました。

49日間の長い渡欧から4月18日に帰国してステファンさんへ、「年末スペシャル販売にしたいので9月1日に商品代を国際送金します。着金後に出荷の流れでお願いします」と、オリジナルラベル含めPBへのやり取りを重ね、仏ル・アーブル港から船は現在の喜望峰ルートにより11月11日にようやく東京入港し、通関して輸入許可が下りて11月19日に湾岸倉庫に向かいコニャックの引き取りを終えました。
円安ユーロ高が続く中で1970年代原酒がグッドプライスではないでしょうか。 年末スペシャルに相応しい“モンスターコニャック”を年内最後の発売とさせていただきます。

◆テイスティング・コメント◆
今年(2024年4月)コニャックの造り手に約20軒のアポイントメントを取り、現地でそれぞれ莫大な数の原酒をテイスティングした中で1番強いインパクトを受けたVallein Tercinier(ヴァラン・テルシニエ)家のコニャックがDORASプライベートボトルになりました。
1978年に収穫されたグランド・シャンパーニュ地区(GC)産ユニ・ブラン種100%を蒸留後、乾燥したドライセラーにて新樽で約半年間だけ熟成させます。コニャックが木の風味を帯び過ぎずブドウ本来の味わいを全面に出 すために新樽からタンニンの少ない古樽に移しドライセラーで3〜4年間熟成させ、その後、樽は土壌に含まれる粘土のおかげで自然な湿度が保たれたウェットセラーに再度移し40年以上保管されてきました。

ボトル開封直後は、木目が細かくしっかりとしたボディが形成されるリムーザン産フレンチオーク樽に46年間眠る中でシェリーカスク熟成モルトウイスキーのような太い樽香の中に怪物級の南国香が芯に秘めています。
何度にも分け時間をかけて加水した商品のコニャックは香りや味わいが開き易いですが、GC地区産はゆっくりと開いていくのと、加水のない樽出し原酒では更なる時間を必要とする潜在能力が潜んでいます。
また、GC地区産カスクストレングスを飲む際には1口目はまずコニャックを舌に馴染ませ、2口目からが本領発揮の味わいとなります。
その後のグラス内で、ボトル内でも勿論、大きな変化が生まれます。ボトルを開封して5年〜7年も味わいが増して楽しめる長い寿命にはしっかりとしたボディと嫌味のない樽感があり、余韻は濃縮されたマンゴー&パッションフルーツ全開で強烈な南国貴熟的ランシオが長く続く、まさに“モンスターコニャック”です。
Commented & tasted by Yasutaka NAKAMORI
(写真:中森氏Facebookより引用)
東京・浅草に2005年4月開店。
※現在は建物解体、建設中のため休業しております。
リニューアルオープンは2025年6月頃を予定しております。
品揃えはコニャックだけではなく、シングルモルト、スピリッツ、リキュールの現地仕入れボトルや最新の話題作からオールドまでヨーロッパの洋酒文化に出会える幅広いボトル達。
また、オーナーバーテンダーの中森氏が現地で直接仕入れるやアンティーク調度品やマスター自ら作り上げるバーフードはその魅力を更に盛り立てます。
"DORAS"とはゲール語で「扉」を意味し、その”扉”の中のヨーロッパ各国に居るような非日常的な雰囲気を体感できる名店は、多くの飲み手やバーテンダー、ゲストを惹きつけて止みません。
中森氏が運営するオンラインショップは ≪コチラ≫よりご確認くださいませ!
-Mr.Yasutaka Nakamori-
(中森保貴氏)
BAR DORAS オーナーバーテンダー。
信濃屋での勤務を経て、その後、都内数軒のBARでバーテンダーの研鑽を積む。
毎年、欧州各地を訪ねて、生産者だけでなく、生産地、その街、その文化を吸収し、BAR DORASを通して、ヨーロッパ各国の文化や伝統を伝道しています。
また、コニャックはもちろんのことシングルモルト、カクテルは言うに及ばず、バーフードや日本文化への見識・こだわりも深く、常に探究心を忘れないプロフェッショナルバーテンダーの一人です。
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