今回のSTORY TELLER 第8弾のボトリングは、初となる“ラム”のリリースになります。
クラレンドン蒸留所の2008年蒸留原酒、13年現地熟成(トロピカルエイジング)。
ラベルデザインは、「シンドバッドの冒険」の一場面、巨鳥ルフの足に捕まり、無人島を脱出するシンドバッドの様子をあしらっています。
クラレンドン蒸留所はジャマイカにある蒸留所で、現在稼働している5つの蒸留所の内の1つ。生産量の90%は輸出用として出荷されています。
今回のクラレンドンはジャマイカラムらしい熟れたバナナ、パイナップルのニュアンスと共に、植物性オイルの様なハーバルでビターな香り。
味わいは温かな陽だまりのような明るい味わいで、ジューシーなフルーツ感と柑橘系の綿のほろ苦さ。余韻にナツメグやクローブのドライさが残る香りを際立たせます。
緑生い茂る無人島に1人残されたシンドバッド。
~テイスティングコメント~
香りは溌剌としたフルーツ香と清涼感。熟したパイナップル,バナナ,ユーカリオイル,スペアミント。
口に含むと、ジューシーなフルーツと柑橘類の綿のビターさ。ゴールデンパイン,サトウキビ,金柑,マーマレードジャム,シロップ,ホワイトグレープフルーツの綿。
フィニッシュはドライでナツメグやクローブ,タール,かすかになめし革。
(Tasted by The Sixth Sense )
2018年、信濃屋ハードリカーチームの若手有志6名で結成された共同プロジェクトチーム、The Sixth Sense(シックスセンス)。
The Sixth Senseボトリングは、伝統的な信濃屋ボトルシリーズに 対して、セレクションに更なる幅を広げるために生まれた若い世代によるセレクションシリーズです。
The Sixth Senseのメンバーの刷新に合わせ立ち上げたSTORY TELLERシリーズは、ウイスキーの香りや味わいを物語になぞらえたシリーズ。
ウイスキーを「語り部」として見立て、ウイスキー自身の物語を楽しむコンセプトになっております