今回、川島酒造/琵琶湖蒸溜所様のご協力の下、弊社信濃屋食品とKyoto Fine Wine and Spirits向けにボトリングした特別なウイスキーをご案内いたします。 2024年に現地訪問し、滋賀県高島市にある自社熟成庫にて、琵琶湖蒸留所さんによる試験熟成として2021年より、最低そこで三年以上寝かされた輸入モルト原酒の中から、一切の制限なく、自由に原酒を選ばせて頂き、その後冬の京都にて、両社バイヤーによる試飲試作を行い、日本の熟成環境がもたらす影響を感じられる二種類のオリジナルブレンドレシピを作成致しました。非常に贅沢なブレンデッドウイスキー(モルト比率70%以上、ミズナラ樽比率55%以上)とブレンデッドモルトとなっております。
我々、ジャパニーズボトラーが手掛けるスモールバッチならではの飲みごたえやコンセプトを是非お楽しみください。
『大百足』ラベル ブレンデッドウイスキー -sherry × peat- こちらは、オロロソシェリー原酒、アイラモルト空樽原酒を使用し、飲みごたえのあるシェリー&スモークを強く感じることが出来るモルトのみのブレンドレシピになっております。オリジナルラベルは、虚空坊主氏によるもので、滋賀の妖怪である大百足をモチーフにしました。 ★ブログにて弊社スピリッツバイヤーが今ボトルについて解説しております! ぜひお読み頂けましたら幸いです。 https://shinanoya-blog.jp/private-bottle/934/
---Tasting Note--- 香りはオリエンタルで甘い香り立ち。修繕した神社仏閣、甘口醤油を刷毛で塗った網焼き御煎餅、カルメ焼きやキャラメル、白餡、帆布、バニラ、ミント、メスカルのようなスモーキーさ。 口に含むと、焼き菓子、煎りアーモンド、メスカル、珈琲牛乳。 フィニッシュは、ローストした珈琲豆のビターネス。
琵琶湖蒸溜所 (Biwako Distillery) 琵琶湖蒸溜所のウイスキーを仕込む技術は王道。蒸溜棟はコンパクトでありながら、三宅製作所が手がけたマッシュタン、ポットスチルをはじめとして麦芽の粉砕から蒸溜に至るまで本格的な主要製造設備を整えています。 しかし発酵の工程においてはステンレス槽ではなく、あえて伝統的な木槽のみを用いています。この木桶発酵槽はつくり手の感性で発酵状態を見定めなければなりませんが、器用さは求めず、個性やオリジナリティを吹き込むウイスキーづくりを特徴としています。 仕込みから熟成へ、四季を通じて稼働するウイスキーづくり。 琵琶湖蒸溜所がある新旭町の春は雪解け水が躍動しはじめ、夏は水辺が輝きを増す季節です。辺りの田園に稲穂が実る秋を経て、真っ白な冬へ。とくに厳しい寒さと静けさに包まれる冬は、ポットスチル一基から始まった小規模蒸溜所に湯気が立ち上り、モルトの息づかいが感じられます。 蒸溜したニューポットを詰める熟成樽のバリエーションはさまざまあり、ホワイトオークや水楢、栗、桜の新樽をはじめとしてバーボン、シェリー、ワイン、マディラ、ブランデーなどの古樽まで多彩。 杉材を使った木造の熟成庫でまずは3年、さらに先へと続く歳月をかけて味と香りを熟成させ、樽ごとのピークを見極めながら静かにその時を待ちます。
悠々と流れる歳月、冷涼な気候、豊富で良質な軟水…… 琵琶湖蒸溜所のウイスキーづくりには、そのどれもが不可欠な要素です。 (以上、オフィシャルサイトより)
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