スコットランド/ファイフ地方にある、リンドーズアビー蒸溜所から特別にオフィシャルプライベートカスクとして信濃屋向けに選定した一本です。 2024年7月に信濃屋が現地スコットランドの蒸溜所を訪問しテイスティングを経て、信濃屋として初となるリンドーズアビーからのプライベートボトル。 オーストラリア産赤ワインで使用した樽(ヨーロピアンオーク)を再活性化したリフィルカスク(リジュヴェネイテッド)樽で熟成された原酒をシングルカスク/カスクストレングスで瓶詰致しました。
リンドーズアビー蒸溜所は、2017年に設立した新しいスコットランドの蒸溜所の一つである。地理的にはファイフ地方に位置しており、区分的にはローランドモルトであるがハイランドにほど近いエリアであり、エジンバラからはおよそ車で一時間とアクセスが良好でビジターセンターも非常に充実しています。  スコッチウイスキーが初めて製造されたことが記載された文献として知られる「1494年の出納帳」に登場する修道士・ジョン・コー修道士が住んでいたとされているのがこのリンドーズアビー蒸溜所が位置しているかつて修道院であり、「スコッチウイスキーの心の故郷」と言われる由縁となっています。新しい蒸溜所ながら歴史的な起源は古く、遺構を再活用した蒸溜所。製造されているウイスキーはあくまでも伝統的なスコッチウイスキーの手法を踏襲しながら、故ジム・スワン博士の指揮の下、現代的な技術や長年の研究機関の叡智を反映させた温故知新のスタイルです。 端正でフルーティーなスピリッツで、樽馴染みの素直さ、スコットランドの環境下であっても短期熟成のうちからフルーティーさや多彩さを味わうことが出来、誰もが美味しく飲めるウイスキーです。 
今回のカスクは、オレンジやフィナンシェを想わせる、フルーティーでスイートな香り、コアントローの様なフルーティーでシロップの様な甘さがありつつ、軽快で爽快さが心地よくモダンなスタイル。 ジム・スワン博士の影響を強く受けた一樽。現地テイスティングの中でも一番人気があり、支持を受けていたカスクです。死すともウイスキーは残り、博士の意志は生き続けることの証左の様な一本。是非、お気軽にお楽しみ下さい。
---Tasting Note --- オレンジや焼き菓子を想わせるフルーティーでスイートな香り立ち。ピンクグレープフルーツやマンダリンオレンジ、ロゼワイン、風邪薬シロップ、溶けたバター、バニラフィナンシェ、コアントローキュイジーヌ、キイチゴのジャム。 口に含むとクリーンで綺麗なボディ。鮮烈なフルーツジャムと焼き菓子、シロップの濃厚な甘さが広がる。 フィニッシュは甘やかで心地よいバランス。オレンジリキュール、紅茶シフォンケーキ、僅かにナツメグやアニスシードの甘いスパイシーさ。 (Tasted by 弊社スピリッツバイヤー)
 LINDORES ABBEY (リンドーズ アビー蒸溜所) 穀物由来の蒸留酒が登場する最も古い文献、1494年のスコットランド王室財務係の文献によれば「修道士ジョン・コーに8ボルのモルトを与えアクアヴィテを造らしむ...」という記述があります。 このアクアヴィテという言葉はラテン語で「生命の水」を意味し、ウイスキーのみならず、すべての蒸留酒の語源になりました。また、スコッチウイスキー最古の記録としても有名です。 この修道士ジョン・コーが所属していたのがリンドーズ修道院であり、その修道院跡地で2017年に創業したのが「リンドーズ アビー蒸溜所」です。
(以上、輸入元資料より)
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