信濃屋のプライベートボトリングラムの第11弾はこれまでの3本のジョイントボトリングでいずれも完売御礼の反響を頂いている、
東京・銀座のラムの名店 Bar Lampとのジョイントボトリング最新作!
これまでのボトリングを通じて、カリブ海・インド洋、ボトラー・オフィシャルとラムの幅広い魅力を皆様にお伝えするべくご紹介してきましたが、今回は構想から1年以上の時を掛けて”成熟”させてきたプライベートボトリングプロジェクトとなります。
同店オーナーバーテンダーの中山篤志氏と弊社スピリッツバイヤーが共に現地を訪れ、生産者とともに三者で厳選の末に合意した1本を、シングルカスク/カスクストレングスでご紹介致します。
サバンナ蒸留所は1870年代から続く長い歴史を誇り、一時休止や製糖工場化などの難局を乗り越え、1992年よりラム蒸留所として復活。島内最大規模の蒸留所として他ブランドにも原酒を供給してきておりレ・ユニオンラムのメインブランドとなっています。
そのラム作りにはこだわりが詰まっており、自社のサトウキビ農園で育まれる3品種のサトウキビの過半が丁寧な手積みで収穫されています。
製造工程ではトラディショナル、アグリコール、発酵2週間のグランアローム、発酵3ヶ月のハイエステル、と4タイプの原酒をつくり分け、特にグランアロームの強い味わいが1番の特徴の蒸留所になります。
またフランス海外県という繋がりもあり、コニャックを始め、アルマニャックなど豊富なカスクの入手先から多様な樽を入手し、日々そのクオリティ向上を追究する作り手でもあります。
日本市場においては同島のラムは輸入が事実上停止した状態となっており、今回はこのリリースのためだけに特別に輸入が行われいました。今後のサバンナブランドの日本市場向け流通は未定となっており、今回が最後の流通となってしまう可能性もある、入手困難なブランドでもあります。
Bar Lampオーナーバーテンダーの中山氏と
弊社スピリッツバイヤーがインド洋に浮かぶ、絶海の楽園とも評されるレ・ユニオン島を訪れたのは2016年9月。
以前から二人の間で次のボトリング候補として要望し、実現した現地直接訪問で生産者とともにサンプリングを実施。ウェアハウスの中でも特別なストックから選ばれたのは
蒸留所の特徴であるグランアロームを更に凌駕した、発酵3ヶ月のハイエステルタイプの原酒。
当初のサンプリングでは用意されたカスクサンプルで合意に至らず、時間が制限される中で、生産者が最後の1つとして提示した試験的に3ヶ月発酵、単式蒸留機で生産された、世界でも類を見ないハイエステルラムの最後の1樽となります。
それは酵母によって支えられるグランアロームとは異なり、みだりに破棄すれば周囲の環境に影響を与えてしまうほどに
豊富な栄養を秘めているヴィナス(蒸留廃液)を加えることで、3ヶ月という異例の期間の発酵が実現した奇跡のラム原酒。
超長期発酵が育み、蒸留時に最大限に抽出された多量・高濃度の豊富なエステルが織り成す強烈なトロピカルフルーツのフレーバーが身上であり、多様性に富んだラムの中でも世界的にも類を見ない存在となります。
また、リリースを体現する1作として
三宿 BAR JULEP 山本氏の作品:焔(ホムラ)Oracleを特別に提供頂き、バックラベルに採用しています。
今後の日本市場でのサバンナブランドの流通が未定となっているなかで中山氏が最後に巡り会えたラムファン、全てのハードリカーファンに体感して頂きたいラムの驚異的な奥深さを秘めた1本。
『現地を訪問しなければ出会うことがなかった、蒸留所でも最後の1樽となる2006VTのハイエステルラム。唯一無二の"狂気的"な魅力を是非お見逃し無く!』