今回、奇遇といえる出会いがあり、初のジョイントボトリングが実現。
2017年に弊社スピリッツバイヤーがスコットランドへバイイングに訪問した際に、DornochのウィスキーイベントでWhiskybase.comのDirk Henst氏と偶然出会い、お互いにウィスキーを飲みながら話しているうちに話が盛り上がり、この初めてのプロジェクトが生みだされました。
初対面以降、オランダのMALT STOCKのイベント等での継続的なサンプリングやミーティングが重ねられ、約2年を掛けて合意したのが今回の1樽。
選ばれたのはハイランドの最も古い公認蒸溜所の一つでもある、ベンネヴィスの1996年ヴィンテージ原酒。
弊社プライベートボトリングでも取り上げ、その実力はマーケットでも多くの後発ボトリングが輩出されている人気スペックでもあります。しかしながら、直近ではリリースのボリュームも減少しており、今後のボトリングは難しくなることも容易に予測のできるところ。
そんななかで選ばれたホグスヘッドをゆりかごに、20年の熟成期間を経た、まさにこれからが飲み頃となる旬の1本です。
「お互いに一人のウィスキー愛好家という目線を大事にした上でのチョイス」をテーマとした日蘭のジョイント企画からの初ボトリング。
『ベンネヴィス原酒の更なるポテンシャルを感じさせるグリーンフルーツをこの機会にぜひご堪能下さい。』
---Tasting Note ---
【香り】グリーンレモンやライム、キウイフルーツ、フレッシュで溌剌としたクエン酸系フルーツ。奥から樟脳、ミネラルを感じる香り。
【味わい】口に含むと、皮ごと齧った青林檎、グレープフルーツジュース、レモンキャンディやココナッツ、西洋わさび、ややワクシーでオイリーなボディ。
【フィニッシュ】フィニッシュはパイナップルとグリーンバナナ、ジンジャーやホワイトペッパーの心地良いスパイスとビター感が長く続く。
【コメント】フルーティな1990年代ベンネヴィスの中でも出色の出来映え、緑のフルーツが印象的なお薦めの1本!
(Tasted by 弊社スピリッツバイヤー)