フランス・ノルマンディ地方のペイドージュ地区に6000本のりんごの樹を所有し、その収穫からボトリングまで全てを家族経営で管理しているこだわりのドメーヌ(自家農地生産者)「デュポン」。
世界中の高級レストランやバー、ホテルが取り扱っており、もちろんフランス国内ではタイユヴァンやトゥールダルジャンを始めとしてミシュラン3ツ星レストランの多くがオンリスト。
本国市場でも認められた最優良生産者の一つとなっております。
しかしながらその品質へのこだわりによる生産量の少なさ、希少性ゆえに市場でも流通量は多くはありません。
エイジング表記やAOC規定でのリリースが主流となるカルヴァドスにおいて、シングルヴィンテージのボトルは日本市場でも出回ることが少ない、希少なリリース。
弊社スピリッツバイヤーが現地を訪問し、ジェローム・デュポン氏と共に厳選の末に一致したのは、前作と同じく40年以上の熟成を経た1976ヴィンテージの1樽。
普段はブレンドのトップドレッシングとして、そのラインナップの味わいを支える貴重な古酒であり、カルヴァドスシーンの中でもシングルカスクでのボトリングは極めて異例となります。
加水することなくカスクストレングスながら42%にまで落ち着いたアルコール度数は、この原酒の長い眠りと確かな熟成を体現するところでもあり、
カルヴァドスファンはもちろん、熟成ハードリカーを好む全ての飲み手に深遠なその魅力を体感させてくれます。
また、ボトルにはジェローム氏、その父であり現当主のエティエンヌ氏、二人のサインが記されています。
『前作の1975年原酒をも凌ぐ、複雑な熟成感と落ち着きのある濃厚な果実感。まさに熟成のピークを迎えた至高の1本をぜひご堪能下さい。』