選ばれたのは長熟の旬を見出した1984ヴィンテージの31年熟成原酒。
この年は半世紀をトマーティンに捧げた前任のマスタディスティラー ダグラス・キャンベル氏が「1980年代を代表するヴィンテージ」として記念ボトルのディケイドシリーズに同ヴィンテージを採用。1980年代でも当たり年との評価を受ける要注目のヴィンテージ。
今後、一緒に採用された1967・1976・1984・2005といった偉大なヴィンテージに肩を並べる可能性を持つ最先鋒のスペックとなります。
また、今回は蒸留所で提供されるハンドフィルボトリングですら高騰するなかでまさに秀逸なコストパフォーマンスを実現。
『2樽の1976ヴィンテージをリリースした弊社がお届けする1976年蒸留に迫るポテンシャルの高い1本。注目スペックによる長熟トマーティンの醍醐味を是非ご堪能下さい!』
---Tasting Note ---
【香り】ハニー、アプリコット、青リンゴ、ユーカリ、チョコレートバター、濃厚で甘い香りの奥からホースラディッシュ、牧草やハーブ。
【味わい】に含むと、熟した洋梨、パパイヤ、黄桃、煮リンゴ、パイナップル、、苺ジャム、ややナッティでワクシーなボディ。
【フィニッシュ】ココアやコリアンダー、鼻腔を抜けるマンゴーやパッションフルーツのトロピカルフルーツフイバーが穏やかにも長く続く。
【コメント】枯れかけそうな熟成感と1976年蒸留をも彷彿させるトロピカルフルーツのバランスが興味深い最後の1984VT。
(Tasted by 弊社スピリッツバイヤー)
ハイランドの雄、トマーティン蒸留所は世界一標高の高い蒸留所の1つとされ、人口僅か約500人のトマーティン村にありながらも、ワールドワイドな知名度を持ち、スコットランドでも最大級を誇る蒸留所。
1985年に日本の企業が所有する最初の蒸留所となった、
日本とも縁の深い蒸留所でもあります。
しかしながらそのこだわりは規模に相容れず極めて繊細かつ困難な理想を実現しており、弊社プライベートボトリングでも一躍脚光を浴びた”1976ヴィンテージ”を始め国内外から長いご愛顧を頂いています。
プライベートボトリングは原則一人1樽で蒸留所への訪問が条件となるなどハードルが高く、ボトラーシーンではニューリリースも珍しくなっているだけにその貴重性は言うまでもありません。