115日間の追加熟成。
SHINANOYAプライベートボトリングから
約3年ぶりのラム!!
1868年に設立されたデュワー・ラトレー社は、当時数多くのウイスキーブランドの正規販売代理店として活動。現在では、モリソンボウモア社を経営していた“モリソン・ファミリー”の所有となっています。他ボトラーに真似の出来ないコストパフォーマンスの高いリリース力はラトレーの自慢。
経営からは手を引けども、オーナーであるモリソンファミリーのコネクションを感じさせる、抜群なクオリティの安定感は世界中のファンからの支持を集めています。
また最近ではグラスゴーの街中に蒸留所を作る計画を発表。その名も「グラスゴー・ディスティラリー」。2015年のオープンに向け、さらに人気と注目を集める鉄板ブランドです。
シルバーシールよりリリースした”ジャマイカ1986”以来、約3年ぶりとなるSHINANOYAプライベートラムボトル。
今回長い時間を掛けて出会えたのは、これまでのリリースで強いリレーションシップを構築することのができた同社が所有するカロニー蒸留所の原酒。
同蒸留所は、一説には1923年創業。長らく最高級のヘビーラムを得意とし、その品質は”ラムのご意見番”でもあるロイヤルネイビー(英国海軍)から高い評価を受け続けるほどでした。
しかしながら、2003年には、惜しまれつつも閉鎖蒸留所となってしまったトリニダード・トバコの誇る人気銘柄です。
その中でも今回着目したのは1997ヴィンテージ。
日本のラム業界の大御所も認め、ボトラー向けの#108は"WHISKYFUN.COM"で驚異の90ポイントを獲得する等、その品質は世界で評価されており、ウイスキーファンにも大いにおすすめしたい1本です。
また、最近ではボトラーからもリリースが相次ぎ、まさに各社の注目が体現された今が旬のスペック。
弊社では3年の期間に多くのサンプリングを行い、ようやくみなさまにご紹介できる貴重な閉鎖期のカスクに出会うことが出来ました。
さらに今回は、ラトレー社からのプライベートボトル”ボウモア1997”の際に実施した、1樽を2回に分けてのボトリングを採用。
今回ご紹介する”batch1”ののち、4ヶ月という期間を経て、2014年の年末以降にご紹介予定の"batch2"で追加熟成という新たな魅力をもご堪能頂けます。
ラム界・ボトラー業界が注目するスペックで実現する、
追加熟成というこだわり。
その最初の魅力を是非ご堪能ください。
---Tasting Note---
【香り】オーク、鉛筆、タバコの葉、ダージリンティー、徐々にスモーキーな香り。
【味わい】やはり紅茶とスモーク、タール、徐々に糖蜜やドライパイン、 アプリコットの甘さが感じられるようになる。オイリーでフルボディ、非常に複雑。
【フィニッシュ】心地よい甘さとカルダモンやクミンのエスニックスパイスが 絶妙なバランスで、非常に長く続く。
【コメント】力強い酒質、凝縮されたフレイバーの中に潜む甘さやスパイスは へヴィーラムの真骨頂とも言える1本。
(Tasted by 弊社スピリッツバイヤー)
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