メドウサイド・ブレンディング社は、ウィスキー産業で45年を超える経験をもつドナルド・ハート氏(ハートブラザーズのアリステア・ハート氏の弟)とその息子のアンドリュー氏により、ハートブラザーズのブランド譲渡後の2009年に創設されました。
「優れた者がそうであるように、常に完全を求めて努力する」をモットーに、選び抜いた原酒を同社のオリジナルブランド「ザ・モルトマン」としてボトリング。シングルモルトを中心に手がける精力的なボトラーです。
新しい会社でありながらドナルド氏の業界での長い経験を活かし、独自のルートで選び出された原酒は、ハートブラザーズ同様に他ボトラーとは一線を画した魅力的なリリースとして市場の話題の的となっています。
弊社では2014年春に現地スコットランドを訪れて、両氏と直接交渉を行い、世界的にも前例が少なく日本では初となる同シリーズからのプライベートボトリング第1弾リリースを実現することが出来ました。
選ばれたのは 1825年にスコットランドの最高峰の山「ベン・ネヴィス」にちなみ、ハイランドに創業した最も古い公認蒸溜所の一つでもある、ベンネヴィス蒸留所。
また、1989年よりニッカウヰスキーの所有となり、現在でも数少ない日本資本が経営者となっており、伝統的製法とニッカの技術が融合した日本人好みの味わいとも言える、ジャパニーズウィスキーファンにも由縁の深い蒸留所と言えるでしょう。
その中から両社で選び抜いたのは、1996ヴィンテージ。
近年、ボトラーマーケットにおいてフルーティーな原酒が多く存在すると注目のベンネヴィス1990年代後半原酒。
同ブランドからの過去リリースでも同じスペック(#1300)のトロピカルフルーツフレーバーが市場で大きな話題となりました。
カスク自体においても大変貴重な存在であり、先端のウイスキーシーンでも注目の存在となっている、フィノシェリーカスクをセレクト。
まさに話題の中心を射抜いたセレクションとなっております。
2014年11月に開催された"WHISKY Festival 2014 in Tokyo"での先行発表では、柑橘系フルーツを連想させるキャッチーなフルーツフレーバーで来場者からの高い評価を頂くことが出来ました。
また、市場の注目度を反映して各社からリリースされる同スペックの中でもトップクラスとなるコストパフォーマンスも実現。
独自のコネクションを持つ新進気鋭のボトラーとの初ジョイントとして相応しい、これからのウイスキーシーンの話題の中心となる新たな味わいを是非ご堪能ください。
---Tasting Note ---
【香り】カスタードクリームとレーズンバター、みかん、アプリコット、奥からトロピカルフルーツ。
【味わい】口に含むと、熟したグレープフルーツ、パイン、ブラッドオレンジ、オレンジケーキ、メイプルシロップ、ややナツメグ、徐々にスパイスを感じる。
【フィニッシュ】フィニッシュまでしっかりフルーティ、クリーン、柑橘のビター、ジンジャーのスパイス、フィノシェリー由来のアーモンド、焼き菓子。
【コメント】『ボトラー業界でお話題になっているベンネヴィス1996VTのフルーティな特徴が存分に発揮された1本!』
(Tasted by 弊社スピリッツバイヤー)
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