ピエール・ユエは、ペイドージュ地区の中心地、カンブルメール村で100年間カルヴァドスをつくり続けるこだわりの家族経営生産者。
徹底した高品質・少量生産主義を貫き、単式蒸留器にて1度蒸留したものを木樽で8ヶ月間寝かせ再度蒸留する等、そのこだわりが詰まった原酒を生み出しています。
その姿勢からペイドージュ地区の生産者の間でも一目置かれる存在であり、代表はUNPAC(農作物生産者協会)会長、BRINCE(カルヴァドス・リンゴ酒生産者同盟)副会長、当地INAO(原産地呼称委員会)副会長も務める等、
現地の代表的生産者とも言えます。
また品質の高さは、コンクールでも数多くのメダルを受賞するだけでなく、パリの
タイユヴァン、ポールボキューズ、ローラン、ゲラールなどの超一流レストランや在仏英国大使館での採用や、更には英国王室御用達ブランドとしてバッキンガム宮殿でも愛飲されるカルヴァドスとして、カルヴァドスファンのみならず、ワインファンや食通などの幅広い支持を得ています。
しかしながら、マーケットにおいては同ブランドのスタンダード品の流通はあるものの、その品質の高さからシングルヴィンテージや長期熟成原酒の登場も長らく期待されてきました。
今回は、
古くから現地の生産者への直接訪問を重ね、カルヴァドスの魅力を伝道すべく活躍し、同ブランドとの親交も厚い、小倉・BAR STAG オーナーバーテンダー 和才氏とのダブルネームでのボトリング。2012年の弊社プライベートボトリング50樽目・「シルバーシール グレンキース [1970] 40年」以来となる2回目のコラボレーションとして、また2015年 SHINANOYA×BAR ジョイントボトリング1本目でのご紹介となりました。
和才氏が現地で生産者と共にサンプリングし、帰国後更に弊社スピリッツバイヤーとも厳選を重ね選び抜いた1本は、
弊社プライベートボトリングのカルヴァドスとしては過去最長期の熟成となる40年超の熟成原酒。
更には高騰の続くマーケットにおいて、1970年代長熟原酒として他ブランドには真似のできない、高いコストパフォーマンスを実現することができました。
カルヴァドスファンには、原料のりんごの生産からボトリングまで全てを自社で管理しているこだわりのドメーヌ(自家農地生産者)のヴィンテージ原酒を味わうことのできる極めて少ない機会として、またモルトラバーや他のハードリカーファンには長い年月だけが育むことのできる熟成感という魅力も存分に体感して頂ける1本。
『世界で120本だけのボトルに込められた長期熟成のカルヴァドスの醍醐味をぜひご堪能ください。』
1996年2月1日 北九州小倉北区でオープン。2015年で19周年を迎えた名店。
長年その魅力の普及に尽力を重ねているカルヴァドスはもちろんのこと、モルトウイスキーでもオールドボトルを中心に幅広く取り扱う。 それ以外のお酒も、コニャック、アルマニャック、グラッパ、ヴィンテージラム、ポート、マディラ、シェリー、オールドリキュールに至る一言で言い表せない多彩な品揃え。
オーナーバーテンダーの和才氏が現地で仕入れた偉大な飲む芸術品(お酒の世界遺産)や選び抜かれた調度品が生み出す、世界の洋酒文化を求めて、国内外問わずバーテンダーや著名人のゲストも多く訪問しています。
-Mr.Tomoaki Wasai-
(和才智章氏・写真右)
BAR STAG オーナーバーテンダー。
長年に渡り、毎年、欧州の生産者を訪ねて親交を深めている先駆者でもあり、一つの形に偏らない感性で洋酒文化を伝道しています。
その見識と豊富な現地訪問の経験に基づいたサーヴィスは枠にとらわれることなく、ゲストを深遠な洋酒の世界に誘います。