ノルマンディ地方の港町、オンフルールの端の高台に居を構え、そこからはイギリスとフランスを隔てているイギリス海峡が見渡せるロケーション。カルヴァドスの生産地的観点からすると、最も良いものを産するAOCペイドージュ地区とコート・ド・グレース地区(AOCカルヴァドス地区)にまたがるエリアです。
【3つのポイント】
1、りんごに対する徹底したこだわり
現在では、自社畑にて17種類ものりんごを栽培しており、そのすべてがフランス政府からの有機認証を取得しています。アプルヴァルで生産されるシードル、カルヴァドスは、100%が自社畑で栽培されたりんごを原料としており、多種のリンゴを巧みにブレンドして使用することが最大の特徴です。
そのこだわりは柔らかな口当たりと、りんごの心地良い余韻を特長とするハウススタイルを生み出しています。
2、商品ごとに違う作り
カルヴァドスにおいては熟成に使用する樽の大きさや新旧、その使い分けやそれぞれの熟成期間等、商品のラインナップごとに作り方が異なります。
アプルヴァルではその違いを活用し、個性の幅のある原酒を造り分けています。
3、絶大なコストパフォーマンス
ハイクオリティーな原酒を十分納得いただける価格で楽しんでいただきたいという生産者の良心的な熱意が反映されています。他ブランドの同スペック商品との比較で、コストパフォーマンスの優位性は明確となっているところです。
「透明瓶の採用」
また、アプルヴァルではカルヴァドスとしては珍しい透明瓶を採用しております。これは熟成による色の違いを目認出来るようにするためで、色も味わいの要素の一部という考えの元、意図的に採用したものです。
日本市場では弊社が正輸入代理店となるアプルヴァルを
アジア人初のカルヴァドスアンバサダー京都のBAR Calvador 高山氏と
信濃屋が直接訪問し、同社のブランドの魅力を広く深くご紹介するために欠かせないシングルカスクの確保も打診。
本来、
ブレンディングへのこだわりからフランスの蒸留酒では困難なシングルカスクボトリングに対する生産者の特別な協力を得ることに成功しました。これまで、2002・1998ヴィンテージの2本をリリースし、早期完売となった
注目のジョイントボトリングからの第3弾です。
現オーナーであるアガテ・レタリー女史の下、エコセール認証の取得など意欲的な取り組みにより育まれた自家農園産リンゴ100%が巧みにブレンドされ生み出された原酒達。
その原酒はアプルヴァルの他の原酒同様、1ヶ月間に毎回2回、樽内の原酒を空気に触れさせる、
「ストロングエアレーション」という今や現地でも極めて珍しくなった製法を採用することで、
他の作り手が生み出せない比類のない熟成感が育まれています。
歴史あるアプルヴァルにおいても1960年代などの超古酒は枯渇しており、今回選ばれた
1974ヴィンテージは熟成庫のなかでも極僅かにのこされた最古・最長熟成となる蒸留年の原酒であり、次回は1980年代以降の原酒のみとなってしまうまさに失われ行く時代からの1樽。
そのこだわりゆえに作り手の要望で現地にストックされていたボトルを再び譲り受けることができました。
シングルカスク・カスクストレングスでご紹介する、
40年以上もの熟成が創り上げる格別な味わいを秘めたボトル達は、現行ボトリングされる全カルヴァドスの中でも極めて貴重な存在となります。
『信濃屋とカルヴァドスアンバサダー、作り手も認めた、 アプルヴァル熟成古酒の真骨頂が表現された特別な原酒。
再び確保することができた、アプルヴァルの最高峰・最長熟・最古となる至極の1本を是非ご堪能下さい。』