272本限定
ゴードン&マクファイルからプライベートボトリング第3弾
ショートエイジの完成系が此処に。
今回はボトラー業界の巨塔ゴードン&マクファイル社(以下、G&M社)とのジョイントボトリング第3弾。
長年の交渉の末、エルギンの同社本社を訪問し、サンプリングとウェアハウスを見学、豊富なストックの中から選びぬかれた1樽をご紹介します。
G&M社は1895年に創業された最も歴史の古い老舗の1つであり、現在、世界で最も知名度の高いボトラー。当時から有名蒸留所と深い関係にあり、自社で用意した樽に原酒を詰めてもらって独自の熟成を行う独立瓶詰業者のパイオニアとしての一面やベンロマック蒸留所を傘下に収め、蒸留所オーナーという立場を築くなど、今なおボトラーシーンの先を走る存在でもあります。
約2年ぶりとなる同社からのプライベートボトリング第3弾は弊社スピリッツバイヤーがスコットランドの同社オフィスを訪れ、生産者と共に厳選を交渉の末に実現した1樽。
選ばれたのは需給ギャップも激しく、完全な原酒不足となっている
アイラモルト。元来、安定した生産量を誇り、抜群の信頼感がある蒸留所ながら、
近年、著しくボトラーリリースが減ったと言っても過言ではない
カリラ原酒の1樽を譲り受けることができました。同社のカリラボトリングは毎回人気となり、日本市場向けボトルなど、アナウンスの度に完売が相次いでいるところ。
また、そのヴィンテージは注目すべき
2005年の蒸留となっております。
数少ないニューリリースは今や2000年代原酒が主流となっているカリラ。
同社からのリリースもその流れを受けていますが、老舗の選定眼に選ばれたショートエイジングの品質は安定した信頼を得てきており、プロフェッショナルバーテンダーから一般の飲み手のみなさままで幅広く支持を集めています。
今回はそうした安定した評価のスペックから更に貴重となる
シェリー樽熟成の原酒を確保。カリラの原酒の多くがプレーンなタイプのカスクとなるなかで、同社でも貴重な1樽を特別に用意してもらうことができました。同様のスペックでは近年も高い評価を受けるボトルが輩出されてきており、今回もその期待を裏切らない1本となります。
また、今回は
破格とも言えるコストパフォーマンスにもぜひご注目頂きたいところ。アイラ原酒が均一的に高騰していくなかでバーシーンにも個人で楽しむのにも魅力的なプライスレンジでのリリースとなります。
その仕上がりはトレンドのショートエイジングスタイルでありながらも
カリラ×シェリーカスクの恩恵が絶妙に体現された1本。
『老舗が育んだショートエイジングの1つの完成系の味わいとその高いコストパフォーマンスをぜひご堪能下さい!』
---Tasting Note ---
【香り】甘いオーク、海辺のBBQ、泥炭の煙、漁網、奥から海藻、バンドエイド、メスカル、鉛筆の香り。
【味わい】口に含むと、レモン水、青リンゴ、キウイフルーツ、塩水、ロブスター、牡蠣のスモーク、ビターチョコレートの心地良い甘さ。
【フィニッシュ】フィニッシュは、焚き火、燃えさし、コーヒーの出し殻、
オールスパイス、ジンジャーのスパイスと共にあたたかく、長く続く。
【コメント】約11年熟成にも関わらず、圧倒的な飲み応えと熟成感はショートエイジングの1つの完成系とも言える原酒、ハイクオリティな1本!
(Tasted by 弊社スピリッツバイヤー)