ウルフバーン蒸留所は遡ること約200年弱の1821年にスコットランド本島北端の街、サーソーで創業。その後、幾多の苦難を経て、1877年には廃墟としての記録が成されている、幻の存在となっていた蒸留所。2011年、そのウルフバーンの名が受け継がれ、旧蒸留所の創業以来190年ぶりに新たな蒸留所として歴史に名が刻まれました。2013年には最初のニューポッドが世に生み出され、三年以上の時を経て、ウィスキーとして現代に蘇っています。
2011年、当時の状況を鑑みれば、今や勃興期となる蒸留所ブームのまさに創世記の時期であり、そのストーリーと共に世界中のウィスキーシーンから注目を集める先駆者的蒸留所でもあります。
本土最北の蒸留所ウルフバーン蒸留所より、最新のスモールバッチリリース。
前回の「BATCH 128」に続く、今回の「BATCH270」も、蒸留所責任者シェーン・フレイザー氏自ら、ウェアハウスNo.2の70列目にある、通常の半分サイズのバーボンバレル原酒からおよそ30樽を選出したことから「Batch270」と名付けられております。
今回はノンピートモルト原酒。前回のバッチとの比較も興味深いところ。
(以下、メーカー資料より)テイスティングコメント:フレッシュでリンゴや梨の果肉感と、麦汁の柔らかな甘みとともに華やかな白い花の香味。滑らかなバニラの風味がクリアでバランス良く広がる。