4大ボトラーの一角として人気を集めているシグナトリーからのプライベートボトリングシリーズ。
日本市場のリテイラー向けでは初となるボトリングは長らくインデントでの実績を積み上げ、弊社スピリッツバイヤーが現地を直接訪問しての交渉で互いに合意し、ご紹介できることとなりました。
前作の2本では即予約完売となる高い評価を頂き、弊社プライベートボトルのなかでも一躍注目のシリーズとなりました。
他ブランドにはできない同社らしい圧倒的なコストパフォーマンスとクオリティーを発信していく新たな取り組み。今回は3rd & 4thボトリングとなる2樽をご紹介します。
第3弾リリースの看板を掲げた1本は秩父・香港・札幌で開催してきた
今年の弊社マスタークラスでもご提案し、スペイサイドリージョン1973、グレンエルギン1975といった強豪スペックに引けを取らず1番人気を競った秀作。
2018年の目玉ラインナップ・マスタークラスボトルより、「BBRミルトンダフ1982」に続く2本目のご紹介です!
膨大なストックを持つ、同社のウェアハウスのなかから選ばれたのは1824年に創業し、200年に迫る歴史を誇るスペイサイドの老舗、
ミルトンダフ蒸留所で生み出された原酒。
但しそれはミルトンダフの名を記さず、知る人ぞ知る
「モストウィー」として世に届けられます。
ミルトンダフ蒸留所内に1964年~1981年という限られた時代のみ存在していたローモンドスティルで蒸留された原酒のみが許される特別な名前でもあります。
それはミルトンダフとも異なるキャラクターを持ち、
ローモンドスティルが撤去されてしまった今となっては閉鎖蒸留所同様にまさに失われゆく味わいなのです。
業界全体が不況期に突入する1980年代間際の
1979ヴィンテージ原酒は
37年の眠りを経てのボトリング。現在ではシグナトリー社以外でのニューリリースを見かける機会はほとんどないながら、LMDWなどの有力ブランドにも採用された実力あるスペックでもあります。
『老舗蒸留所ミルトンダフの長い歴史の中で、僅かな時間のみ生み出されたモストウィー原酒。今はなきローモンドスティルが紡ぎだした失われゆく味わいを、ぜひミルトンダフと共にご堪能下さい。』