同社は1852年に「DUPUY」社として創業しますが、1905年に別オーナーの下で会社名「Bache Gabrielsen(バシェ・ガブリールセン)」、ブランド名「BACHE(バジェ)」に変更されました。しかしながら、近年、
これからの市場を見据えた新たな商品をリリースするべく、再び「DUPUY」ブランドを再興し、秀逸なボトリングを輩出しています。
生産者としての長い歴史を持つ同社では、積み重ねられた独自の選定ノウハウと固有のコネクションを駆使して、
コニャック地方全ての地域の優良農家から原酒を買い付け、自社内で熟成、ブレンド、瓶詰を行っています。
厳しいセレクションと卓越したブレンドスキルにより生み出されるハウススタイルは、全体として骨格がしっかりとしながらも、角のない柔らかな飲み口を特徴とする誰もが唸る品質を維持しており、中堅ネゴシアンとしての存在価値を遺憾なく発揮しています。
今回も弊社スピリッツバイヤーと本間氏が同社を訪問。セラーに眠る幅広い原酒のなかから、
現オーナーのエルヴェ・バシェ・ガブリールセン氏、セラーマスターのジャン・フィリップ氏と共に、「DUPUY」ブランドを通して、
前回リリースと同じく、幅広いハードリカーファンのみなさまにもネゴシアンが育んだコニャックの長期熟成古酒の魅力をご紹介するに相応しい原酒達を見出すことができました。
前回の実績と現地訪問の末、ブレンディングへのこだわりから通常困難とされている、シングルカスク/カスクストレングスでの特別なボトリングを実現しています。
Lot No.64は前回のLot.No66・72と同様に、グランシャンパーニュ地区で生み出され、同社の蔵で眠りに着いた1樽。
半世紀を越える約53年の熟成を経たその仕上がりは伝説的なシングルモルトにも通じるキャッチーなトロピカルフルーツフレイバーと熟成感を纏ってその眠りから覚醒。
グランシャンパーニュ、コニャックの枠を超えた熟成ハードリカーに共通する秀逸なキャラクターからはまさに
今のマーケットで失われた魅惑の味わいがご体感頂けます。
『生産者・プロフェッショナルバーマンと共に厳選された、半世紀以上もの歴史が育んだ、テロワールの個性が素晴らしい極上のグランシャンパーニュ原酒のそのままの味わいを、ぜひご堪能下さい。』