兵庫県明石市に位置する
江井ヶ嶋酒造。歴史は長く、大正8年(1919年)に製造免許を取得し、長年、英国産麦芽を原料に小さな蒸留所からスコッチタイプのウィスキーを世に送り出し、 ウィスキー造りの長い歴史と技術を培い、今に継承しいます。
そのウィスキーつくりは基本的には清酒造りのない夏場の2ヶ月間(7月、8月)しか行なわれず、世界で唯一、杜氏がウィスキーの生産を行なうという極めて珍しいスタイルでもあります。
それ故、ジャパニーズウィスキーのなかでも
酵母による醗酵の過程に非常に気を配っており、その結果として和食にも合う、繊細さを感じさせる原酒が生まれる一助ともなっています。
また、江井ヶ嶋のもう1つ特徴がの海岸に面し、瀬戸内海を眼前に望む、
日本で最も海に近い立地であり、アイラ島の蒸留所を彷彿とさせる魅力的なテロワールにあります。
そして、瀬戸内海沿岸は柑橘類が盛んな地域でもあり、仄かに感じられる柑橘フレイバーといえる軽快でフレッシュなキャラクターもハウススタイルとなっています。
前作第2弾のリリースから約1年半、粘り強い交渉と現地訪問を通じて、
同蒸留所からの3樽目を特別に譲り受けることが出来ました。
生産量の少なさゆえに、日本で一番限られるウィスキーストックのなかから厳選したのは2012年に蒸留され、ホグスヘッドで3年の熟成を施した後に、アメリカンオーク製のアネホ規格のテキーラ樽にて2年間の後熟が施されたシングルカスク。
世界的にも例の少ないテキーラカスクで寝かされた原酒。直近でも注目のボトリングが行われており、今後楽しみな取り組みとなります。
お届けするのは江井ヶ島のスピリッツが持つ野菜的なグリーンなフレイバーとテキーラカスク由来のアガヴェ、オークのスパイスが絶妙にミックスされた唯一無二の味わい。
『歴史ある蒸留所が生み出すこれまで出逢ったことのないようなジャパニーズウィスキーの新たな個性をこの機会にぜひご堪能下さい。』