ご紹介するのはスコットランドボトラー メドウサイド・ブレンディング社の旗艦ブランド、モルトマンからのプライベートボトリング。
これまで3本のリリースでも完売となり多くのご支持を頂きました。今回は4th & 5th の2本同時リリースとなります。
また、世界的にも同社からのプライベートボトリングは他に例も少なく、日頃からのリリースのご紹介実績と交渉を重ねた末に実現した数少ない機会でもあります。
前回のリリースの後、弊社スピリッツバイヤーが再びスコットランドでハート父子と共にセレクションを実施。三者の納得が合意に至った2樽をこのシリーズならではのコストパフォーマンスによるシングルカスク/カスクストレングスでご紹介致します。
『それぞれのキャラクターがしっかりと体現された2樽の原酒の飲み比べを是非ご堪能下さい。』
第4弾リリースとして選ばれたのはトバモリー蒸留所で生み出されるヘビーピーテッドタイプのレダイグ原酒。
アイラモルトの枯渇が常態化しているなかで、共通するフレーバーを感じさせるレダイグにはボトラー各社も注目を寄せるところ。
しかしながら従来から生産量が多いブランドではなく、マーケットに供給される原酒の大半が2000年代以降に蒸留された若いものが中心となっております。
そうしたなかで今回選ばれたのは1990年代終盤、1997ヴィンテージに蒸留された20年熟成原酒。
弊社プライベートボトルでも採用され有力ボトラーの最高峰ラベルにも採用された要注目スペックからの1樽となります。若い原酒とは一線を画すパフォーマンスを秘めた、まさに今知っておくべき1本です。
20年以上の熟成を経たその仕上がりの特徴はピートのと原酒との溶け込み方が格別で、まさにポストアイラになり得る原酒としてアイラファン、とりわけアードベッグ好きにはぜひ飲んで頂きたい原酒。
『リリースも少なくなりつつあるレダイグ1990年代原酒の貴重な熟成感をこの機会にぜひご体感下さい。』
---Tasting Note ---
【香り】ディーゼルオイル、タール、包帯、燃えさし、煙草、新品の皮製品、奥から仄かに黄色いフルーツの香りとややミネラル。
【味わい】口に含むと、牡蠣のスモーク、燻りがっこ、炭焼きロブスター、
海藻、塩飴、オレンジやレモンの柑橘フルーツとエールビール。
【フィニッシュ】フィニッシュは貝の干物、トースト、薬品系のピートフレイバーと泥炭の煙が長く続く。
【コメント】流通するレダイグの中では希少な存在となる20年熟成オーバー。濃厚なディーゼル、タールのフレイバーは、アードベッグ好きには是非お薦めしたい1本。現代における新たなレダイグの完成系の1つと言える1本。
(Tasted by 弊社スピリッツバイヤー)
ウィスキー産業に半世紀近くも身を捧げるドナルド・ハート氏(ハートブラザーズのアリステア・ハート氏の弟)とその息子のアンドリュー氏により、2009年に創設。
ドナルド氏の経験と独自のコネクションに裏打ちされ納得いく原酒を選び抜くこだわりを徹底したセレクションはそのコストパフォーマンスの高さも相まって他ボトラーとは一線を画した魅力的なリリースとして当店でも人気ボトラーとしてのブランドを築いています。