同社スピリッツマネージャーのDouglas McIvor氏の特別な協力を経て、
生み出された本シリーズ。ロンドンに本拠を構える歴史ある同社オフィスを弊社スピリッツバイヤーが直接訪問し、これまでの7本同様、同氏と共にサンプリングを行い厳選された原酒。
このグレンマレイはティーニニック1983をセレクトした際と
同じタイミングでロニー・コックスと共に厳選し、
ティーニニックの次に高い評価であった1樽。
1980年代は数多くの蒸留所が閉鎖した時代、そんな時代の1989年蒸留で28年熟成という原酒は他の蒸留所でもボトリングは購入が難しい部類のスペックとなり、流通在庫や社内在庫をみてもグレンマレイの1980年代蒸留は非常に限られてきている点。現在は2006年あたりが主流。
同じ蒸留年のグレンマレイ1989がベルギーのボトラーからリリースされており、WhiskyNoteでは90pointsの高い評価を得ている。
『前回のティーニニックと同じタイミングでセレクトされ、惜しく
次点評価となったが、存在感抜群のスペイサイドをお愉しみください!』
---Tasting Note ---
【香り】
バニラ、甘いオークと水煙草、白檀、ブラックペッパー、ナツメグ、
新木系のウッディネス、奥からスペイサイドらしいミント香。
【味わい】
口に含むと、マーマレード、和梨、綿菓子、ショートケーキ、トフィー、
シナモンが香るロイヤルミルクティー。上品でクリーミーな甘さと
心地良いスパイス。
【フィニッシュ】
ジンジャー、オールスパイス、ハニーマスタード、心地良い甘さを
残しつつ、ドライでスパイシーに長く続く。濃厚な甘さとドライで力強い
スパイスが熟成によって共存できた非常に興味深い1本。
(Tasted by 弊社スピリッツバイヤー)
1698年に創業したロンドンの老舗酒商BBR(ベリーブラザーズ&ラッド)は1903年のキングジョージ3世に始まり、現在まで英王室・ロイヤルファミリーに王室御用達酒商として仕えてきた名門。今ではエリザベス女王とチャールズ皇太子という2つのロイヤルワラントを預かっています。その歴史に相応しい多くの蒸留所との密接な関係から、 ブレンデッドやブランデー、スピリッツも手掛け、原酒のストック・扱いに対するノウハウの厚みに裏打ちされた世界市場でも支持の高い豊富なリリースを輩出しています。
同社のラインナップで最も評価の高いシリーズとなった復刻ラベルシリーズは通常リリースでも毎回安定したリリースを継続しており、「失敗したくない人へ」というキャッチフレーズは伊達ではない、 ベリーズオウンセレクション と並んで同社のブランドの信頼を体現するシリーズです。