ご紹介するのはスコットランドボトラー メドウサイド・ブレンディング社の旗艦ブランド、モルトマンからのプライベートボトリング。
これまで5本のリリースでも完売となり多くのご支持を頂きました。今回は6th & 7th の2本同時リリースとなります。
また、世界的にも同社からのプライベートボトリングは他に例も少なく、日頃からのリリースのご紹介実績と交渉を重ねた末に実現した数少ない機会でもあります。
同社のシェリーカスクに対するセレクションは、独自の方法で近年の樽調達が難しい状況下であっても、特に優れたシェリーカスクをリリースしている。
「IN THE BLACK」シリーズは、その点に注目し、メドウサイド×信濃屋のプライベートボトルの中でも、とりわけ優れた同社のシェリーカスク原酒を対象にオリジナルラベルでボトリングしていく新しいシリーズ。
信濃屋バイヤー陣が現地グラスゴーにて、生産者と共に厳選が重ねられ実現した今回の1樽は、南ハイランド・デューンにあるディーンストン蒸留所の樽原酒。
かつて紡績工場であった建物・立地を再利用していることでも知られている由縁から、「羊」をデザインに採用。
シリアルやパンを想わす穀物様のアロマと立体的で厚みのあるボディ。ドライオレンジ、オリエンタルなスパイス。どこか温かみを感じる長い余韻。三者の納得が合意に至った2樽をこのシリーズならではのコストパフォーマンスによるシングルカスク/カスクストレングスでご紹介致します。
『それぞれのキャラクターがしっかりと体現された2樽の原酒の飲み比べを是非ご堪能下さい。』
---Tasting Note ---
【香り】丹後黒豆、ドライオレンジとカカオ、黒スグリ、表面をこんがりと焼いた雑穀パン、ピーカンナッツ、キャロットケーキ、ハンドクリーム。次第にオレンジ系ドライフルーツ、ドライクランベリーが開花していく。フライパンで炒めたカルダモン、シナモンやナツメグ、ペッパー。
【味わい】口に含むと、バランスが良く立体的な味わいで、しっかりとした骨格を感じる。オリエンタルなスパイス、セイロンティーとドライフルーツが絶妙なバランスで展開。
【フィニッシュ】余韻は非常に長く、ビタースパイスと温かさが広がりながら続いていく。
【コメント】IN THE BLACK第一弾として、相応しい濃厚なシェリーカスク!
(Tasted by 弊社スピリッツバイヤー)
ウィスキー産業に半世紀近くも身を捧げるドナルド・ハート氏(ハートブラザーズのアリステア・ハート氏の弟)とその息子のアンドリュー氏により、2009年に創設。
ドナルド氏の経験と独自のコネクションに裏打ちされ納得いく原酒を選び抜くこだわりを徹底したセレクションはそのコストパフォーマンスの高さも相まって他ボトラーとは一線を画した魅力的なリリースとして当店でも人気ボトラーとしてのブランドを築いています。