今回、奇遇といえる出会いがあり、ジョイントボトリングが実現。
2017年に弊社スピリッツバイヤーがスコットランドへバイイングに訪問した際に、DornochのウィスキーイベントでWhiskybase.comのDirk Henst氏と偶然出会い、
お互いにウィスキーを飲みながら話しているうちに話が盛り上がり、このプロジェクトが生みだされました。
初対面以降、オランダ・ロッテルダムでのWHISKY BASE GATHERING 2019、出張先台湾でのイベントを通じて、それぞれのサンプリングやミーティングが重ねられた結果厳選された一樽。
前回、大好評を頂いたアーカイヴズとのプライベートボトル、ベンネヴィス 1996VTのリリースからおよそ一年。
第二弾となるのは、信濃屋プライベートボトルでも初となるアベラワー蒸留所からの一樽。
ボトラーズからのリリースが限定されて いる蒸留所の一つであり、カスクサンプルに出逢うことも稀。
1990年蒸留・2019 年瓶詰といった25年を超えた長期熟成原酒は、特に最近ではなかなか出会うこと が難しく、その中で奇跡的に納得のいく味わいの樽を選定することが出来ました。
『綺麗に熟成された伝統的なスペイサイドウイスキーのスタイルで、熟した洋ナシを はじめ、淡めの樽感とたっぷりのグリーン系フルーツが前作ボトルとの共通点も感じ ることが出来る一本。』
信濃屋待望のアベラワーリリースに相応しい一樽をどうぞお楽しみください。
---Tasting Note ---
[香り]
ドライなオークスパイス、洋梨、かりんジャム、ライム、
瑞々しい黄緑系果実のアロマ、次第にバターや生クリームメロンパンの甘いクリーミーさ、採れたてのトマト、クチナシの花のグリーニッシュやフラワリーさが混ざり合う。
[味わい]
口に含むと、非常にバランスがよくフルーティー。
ミドルボディで熟成した麦の質感。次第にドライへ変化し、白系フルーツを伴った綺麗な余韻へと繋がっていく。
[余韻]
微かに若いシャルドネやドライハーブの苦い余韻、ほろ甘い和菓子がふんわりと残る。
(Tasted by 弊社スピリッツバイヤー)