2016年、2018年に次ぐ最新の2019版「ゴールドキャップ」が到着。
およそ年に1回位のスパンで、不定期に1バッチのみ
生産されるリミテッドエディション。
定番のドライジンにはない毎回異なる特別なボタニカルを使用。
コレクターズアイテムとしても大人気!
今回使用されている特別なボタニカルは全7種類。
その中で今回のボトルの特にキーになるのが、
自社農園産の「オレンジバーベナ」
「クレタンメリッサ」、 「マケドニアンジャンボジュニパー」、
「イタリアンマウンテンジュニパー」の4種類。
クレタンメリッサはレモンバーム(メリッサ)の仲間で、
レモンバームがシトラス系の香りを感じるのに対して、
クレタンメリッサは オレンジ系の香りが強く、
オレンジバームと言っても差し支えのない希少性の高いハーブ。
また、マケドニアンジャンボジュニパーは通常品よりも
エッセンシャルオイルが多く含まれており、
粒の大きさもスローベリー並み。
現在、定番のドライジンで使用されているのは、
マケドニア産とイタリア産のジュニパー2種類ですが、
今回はそれぞれの 産地の更にグレードの高い香味豊かなジュニパーを
更に2種類追加して、計4種類のジュニパーを使用しています。
また、「ローズ」、「イエロープラム」、「カカオ」の3種類が
味わいに更なる深みと奥行きを与えています。
添加ワイン
ツィリケンエステート産2017年ヴィンテージの「アウスレーゼ」。
(定番ドライジンはカビネット) ドイツワインの品質等級は主に4つの
階級に分かれており、アウスレーゼはその頂点に君臨する
Q.m.Pのカテゴリーの6つ のうちのひとつで、
完熟した房を選定してつくられる高貴な甘みを携える高級ワイン。
その中でも特別に優れた最高品質のキュヴェのみ
金色のキャップシールが付けられ、通常のアウスレーゼの約2倍の価格で
売される通称「ゴールドカプセル」を使用しています。
(フェルディナンズザールブランド)
ドイツワインの銘醸地として知られ、ルクセンブルグ・フランス国境沿いのモーゼル地方ザール地区に所在する、こだわりのクラフトディスティラリー・アバディス蒸留所、地元のトップワインメーカーとして本国でも高い評価を誇るゲルツ・ツィリケン家、ヨーロッパで広いネットワークを誇り酒商としてブランドの販売代理店を務めるキャプレット・モンタニュー社の3社で立ち上げた共同プロジェクトブランド。
(左:アバディス蒸留所 アンドレアス・ヴァレンダール氏
右:ゲルツ・ツィリケン家 ドロシー・ツィリケン女史
下:キャプレット・モンタニュー社 デニス・ラインハート氏)
AVADIS DISTILLERY
1824年創業の歴史ある生産者であるアバディス蒸留所。
モーゼル川に沿った丘陵地帯の人口100名ほどの丘上の小さな村、ヴィンヘリンゲンにあります。
若き当主でありマスターディスティラーのアンドレアス・ヴァレンダール氏がフェルディナンズ・ブランドの生みの親。元来フルーツブランデーやリキュール、ワイン樽で熟成させたウイスキーなども生産しており、その研究の成果が主力商品のフェルディナンズジンに注がれています。
最大の特徴となる蒸留器はドイツ・カール社に特注した銅製自動制御方式の最新鋭設備で、予め蓄積された膨大なデータを元に、当日の気候条件なども加味して、工程を適正な方向へと導いてくれる自慢の蒸留器です。
ZILLIKEN ESTATE
こだわり1:『蒸留後に高級白ワインを添加』
フェルディナンズ ザール ドライジンのアイデンティティーとなるのが、蒸留後に高級白ワインを添加する従来に無い手法。
ザールブルガーラウシュの畑から収穫されたリースリング種によるドイツワイン最高格付(Q.m.P )のシュペトレーゼ(ヴィンテージは生産ロットにより異なる)ワインは蒸留で生み出された原酒に更なるエレガントな香味を与え、フェルディナンズ ザール ドライジンを完成に導きます。
こだわり2:『自家農園で栽培された果実やハーブを使用』
ジンの風味を決めるボタニカルではすべて手摘みされた約33種類のフルーツ・ハーブ・スパイスを使用。
その約7割が地元モーゼル地方産で、中にはアバディス蒸留所に隣接する自家農園で、アンドレアス・ヴァレンダール氏自らが手塩にかけて育てたクインス(西洋カリン)、ヴィンヤードピーチ(ワイン畑の桃)、ラベンダー等の果実やハーブ、花類も含まれています。
こだわり3:『ベーススピリッツにスペルト小麦を使用』
ベーススピリッツは地元産の小麦、ライ麦、スペルト小麦を自家蒸留。その割合(マッシュビル)は各50%、25%、25%ずつ。
スペルト小麦は現在広く利用されているパン小麦(普通小麦)の原種にあたる古代穀物であり、地元に根差した原酒づくりの中で、古くから愛された品種への敬意をこめて採用。フェルディナンズ ザール ドライジンの骨格を支える重要な役割を担います。
2013年の誕生以来、既に様々なアワードやゴールドメダルも受賞し、本国ドイツに留まらずヨーロッパ中のマーケットを瞬く間に席巻するフェルディナンズザールブランド。
「ゴールドキャップ」は年に1回限りの限定生産品。前回の「2016」リリースに次ぐ、「2018」ボトリングがいよいよ登場です。
今回はブランド誕生5周年の節目となる2018年に完成した事もあり、内容も更に奮発した特別仕立て。
定番のザール・ドライジンで使用されるボタニカルに追加して、ドライ・リースリング・グレープ、クランベリー、ダルメシアンセージ、自社農園産のカキドオシ&セイボリー(ともにシソ科の植物)の5種類を特別に使用。
添加されているワインは1999年ヴィンテージのアウスレーゼ。更に特別に優れた最高品質のキュヴェとして区別され、現地の小売価格で約7万前後で流通する極めて特別なワイン・ゴールドカプセルを惜しげもなく贅沢に使用しました。
不定期に1回限り瓶詰されるフェルディナンズ・ブランド最高峰のコレクターズアイテムです。
世界中のジンのなかでもゴールドキャップだけが持つ、極上の味わいをぜひご堪能下さい。