弊社スピリッツバイヤーがドイツ・リンバーグを訪問。
TWA代表カーステン・エルーリッヒ氏と共にサンプリングを行い同シリーズ11本目の節目に選ばれたのはロッホローモンド蒸留所のオールドロスデュー原酒。
オールドロスデューは、1960年代~2000年までの間に流通していた、ロッホローモンド蒸留所が作るシングルモルトの一つ。厳選された長期熟成のオールドロスデューの中には、しっかりとした古典的なハイランドモルトらしいの麦のボディを持ちながら、余韻にかけてリトルミルを彷彿とさせる、エキゾチックなフルーツフレーバーが現れるものがあると、関係者の間での評判が高い銘柄です。
---Tasting Note ---
湿った土、温めたドイツパン、木造家屋の納屋、枯れ草と埃っぽさ。奥から根生姜、バニラ、ややスパイシー。
口に含むと 一転して明るい印象。ややケミカルでビタミン剤から甘みが広がり、熟成感した麦のボディー、次第に、西洋わさび、オー クスパイスのビター。
少量の加水で秘めたポテンシャルが引き出される。
メロン、ブラウンシュガー、サクランボやプラム。伸びやかなボディーでミントやメロン、アニスキャンディー、余韻にかけて、エキゾチックフルーツが顔を出す。
(Tasted by 弊社スピリッツバイヤー
)
今回のラベルモチーフは、TWAのレギュラーボトリング『アナトミー』解剖図シリーズのオマージュで「ジャパニーズアナトミー」です。
江戸時代末期、 杉田玄白らがドイツ人クルムス原著のオランダ語訳医書 『ターヘル・アナトミア』 同書を翻訳したかの有名な『解体新書』の扉絵をラベルに使用しました。
乾いた根っこ系スパイスが心地よくのり、熟成した麦のボディーと余韻にかけて広がる、フローラルでフルーティーな展開が美しい一本。
秘めた十分なポテンシャルを引き出す為の、少量の加水がおすすめです!
ドイツが生み出したいわずと知れたボトラー界の人気ブランド。創業者カーステン・エールリヒ氏の樽選びは、多くのモルトファンのみならず、今やTWAのボトルは世界的な争奪戦になるほど人気が高騰し、業界の重鎮たちも認める安定感で、近年で最も信頼できる世界を代表するボトラーとなりました。