シングルモルトウイスキー静岡、その序章を飾るのが、プロローグK。日本ウイスキーの新たな未来が、ここから始まります。
静岡蒸溜所では、KとWという呼び名の2基の初留用蒸留機が稼働しています。Kは、1950年代に日本で製造された歴史ある蒸留機。今は無き蒸留所から静岡蒸溜所に移設され、伝説の蒸留機は不死鳥のごとく蘇りました。そのしなやかに伸びた優美なシルエットと、蒸気の間接加熱により、軽やかで華やかな味わいの原酒を生み出しています。
プロローグKは、この伝説的な蒸留機Kで蒸留し、静岡蒸溜所内で熟成された原酒のみで構成された、シングル・ウォッシュスティル・ウイスキー。原材料には、英国産大麦麦芽だけでなく、日本国産大麦麦芽を贅沢に使用。繊細でデリケートな、日本らしい味わいのウイスキーが誕生しました。ウッディな味わいにピート香が軽やかに漂う、心地よい余韻をお愉しみください。
※本商品は、日本洋酒酒造組合のジャパニーズウイスキーの基準に適合したウイスキーです。
〇POT STILL K
かつて由緒ある蒸溜所で使用されていたもの。日本で1950年代に製造された年代物の機械です。長年の稼働で経年劣化が顕著でしたが、移設を機に修繕、改良し、日々の製造に使えるように再生しました。
この蒸溜機は、蒸気の間接加熱方式を備え、社内では K という呼び名がついています。プロローグKには、この蒸溜機Kで蒸留された原酒のみが使われています。
蒸留で、原酒の味わいを左右する大きな要素として、蒸留機の上に煙突状に伸びるヘッドと呼ばれるパーツと、そこから水平に伸びるくちばし状のラインアームというパーツがあります。
この蒸留機の、長くて細いネックとラインアームは、設計者がフルーティーで、軽やかな味わいを意図したものと想像されます。
静岡蒸溜所
(Shizuoka Distillery)
2016年、ガイアフローの中村大航氏のもとで、静岡県の中河内川ほとりに誕生した日本のウイスキー蒸 留所、静岡蒸溜所。
現在までに繋がる昨今のジャパニーズクラフトウイスキー蒸留所設立ラッシュ、初期の頃、旧軽井沢蒸留所の一式を競売入札で落札。当時から話題性の高い日本のクラフトウイスキー蒸留所として、存在を知られていました。その時の蒸留器は“K”として、現在までウイスキーの生産を担っています。ウイスキーづくりは、型に縛られない地産地消も視野に入れた独自のスタイルを貫く個性派。
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