大宮より新橋に移転された名店
BAR LIENの
プライベートボトル第4弾。
今回オーナーバーテンダー関川洋介氏が厳選した1樽は、日本で初となるブランディーズからセルシアル品種を使用した2008年ヴィンテージのマデイラワイン。
その中でもコリェイタ呼称のセルシアルは非常に希少。そして珍しい程ドライで、はっきりとした酸が印象的なこの一本は食中酒にも向いており、醤油や味噌といった和食とも相性がいい。
※コリェイタ呼称:単一収穫年、単一ブドウ品種で造られたワインで、若いヴィンテージの特徴と複雑味を出すために、最低5年以上20年未満、カンテイロシステムの下、木樽で加熱熟成されたワイン。
~テイスティングコメント~
香りはしなやかな甘味を伴った葡萄、はっきりとした酸、そこからドライフルーツ。
口に含むと、香りとは裏腹に力強く濃 厚な口当たり。レモンやライムを絞ったような酸味、非常にドライで特徴的。
余韻は非常に長い。ナッツや木のようなニュ アンスも。
夏場には少し冷やしても面白い。ここまでドライで酸がはっきりしたセルシアルは珍しい。
( Tasted by 関川洋介氏)
ブランディーズ社は1811年にブランディー家により設立された家族経営のマデイラワインメーカーで、2011年に設立200周年を迎えた。
マデイラワインのリーディングカンパニーとしてイギリス市場での地位を確立し、2世紀に渡りファインワインの生産を続けている。
リッチなスタイルが特徴で、世界中のワインコンペ ティションでもその品質の高さを認められている。ブランディー家はマデイラワイン貿易の黎明期から続く創業者として現在も精力的に会社経営を行っている唯一の家族である。
マデイラ島での長い歴史の中で、ブランディー家はマデイラワインの発展に重要な役割を担い、1811年に遡る伝統を守りながら2世紀に亘り今日もマデイラ島で生活し続けている。