今回のボトルは四国・徳島にあるウイスキーとカクテルの銘店、Bar 鴻 kohnoの鴻野良和氏が、多くのカスクサンプルの中 から選定した特別な1本。
他の樽と混ぜることなく、樽出しそのままの度数で瓶詰した、シングルカスク&カスクストレングスの一般には市販される事のない唯一無二の究極のシングルモルトです。
新型コロナウイルス感染症拡大の影響により、ご自宅でアルコールをお楽しみになる方も多くなった昨今。 BARに行かずとも、リラックスできる場所で、特別なウイスキーを味わって頂きたいという同氏の想いから瓶詰に至りました。
Tasted & Commented by Bar 鴻 kohno 鴻野良和 氏
《アロマ》心地良いオークの香りと、酸をともなったアルコール、メンソール、ドライフラワー、奥からメロン、 華やかでエステリー。時間と共にオールドウイスキーを思わせるニュアンス。
《フレーバー》スパイシーでHOT、ジンジャーのスパイスが広がる。すっきり心地よい酸味、塩味とともに柑橘、 夕張メロン、ジューシーな甘み、柔らかなスモーキーさが味をまとめている。長く続く余韻。喉の奥にミルキーでスパイシーなシェリーが纏わりつく。
今回のウイスキーには、「華やかなエレガントシェリー」という副題をつけました。
昨今のシーズニングによるシェリー樽のニュアンスではなく、古き良き時代のエレガントなシェリーカスクの香りを 存分に味わっていただけます。それ故に、敢えて「Old Sherry Cask」と表現させていただきました。
ラベルのメインカラーに採用したのは徳島県の象徴とも言える「藍色」。徳島は藍染めの元となる藍染料 (阿波藍)作りの本場。ジャパンブルーとして東京オリンピック2020のエンブレムにも採用されている「勝色」。
それに加え、県の木であり特産果実の「山桃」の赤、県の花である「すだちの花」の白を取り入れています。 蒸留所が設立された1964年は日本で最初のオリンピックが開催された年で、今年は奇しくも日本で2度目 のオリンピックが開催された年。
「TOMINTOUL」との深いご縁と巡り合わせ、22年に渡り徳島の地でBarを営むことができた感謝の想い、そして徳島への愛を込めたラベルデザインとなっています。
I hope this whisky will make you happy. 皆様方に楽しんでいただければ幸甚に存じます。
スコットランド高地で職人が拵えた一杯が、貴方様を幸せにすると信じて。