完全にオーガニックな製品にのみ授与されるフランスのオーガニック製品の
公式認証「Agricultural Biologique」の“AB”マークがラベル裏に表記され、厳しい基準をクリアして出来上がったオーガニック・コニャック、しかもカビやすく手間暇と労力のかかるフォル・ブランシュ種となります。
白ブドウの中には白系フローラルブーケ、ミントやバジルのハーブ、カルダモンやシナモンのスパイス、プラムや桃のフルーツ、オレンジピール等の要素が出てきます。
長期熟成グランド・シャンパーニュ地区の2010年ヴィンテージ(ラベルに表記はありませんが2010年となります)、若い10年熟成原酒からは今後への未来を感じるコニャックです。
コニャック地方グランド・シャンパーニュ地区エラヴィル村にあるJEAN-LUC PASQUET(ジャン-リュック・パスケ)は大手メーカーに原酒を売らず、自家栽培から瓶詰まで一貫して自家で行うプロプリエテール・コニャックです。
Jean-Lucさんから息子のJeanさんに引き継がれてからは、奥様のAmyさんと二人三脚で自家栽培商品だけでなく、他家からの原酒を自家で熟成させるネゴシアン商品まで、色々と新しいことに着手されていて勢いのある造り手です。
≪Jean Luc(ジャン・リュック)氏≫
自家生産品の定番ラインナップからはJean-Lucさんの時代のボトルが日本には20年近く少量だけ輸入されていましたが、1995年以降にオーガニック転換した後のブドウを原料にして造られたコニャックはまだ輸入されていませんでした。
≪息子さんのJean(ジャン)氏≫
東京・浅草に2005年4月開店。
品揃えはコニャックだけではなく、シングルモルト、スピリッツ、リキュールの現地仕入れボトルや最新の話題作からオールドまでヨーロッパの洋酒文化に出会える幅広いボトル達。
また、オーナーバーテンダーの中森氏が現地で直接仕入れるやアンティーク調度品やマスター自ら作り上げるバーフードはその魅力を更に盛り立てます。
"DORAS"とはゲール語で「扉」を意味し、その”扉”の中のヨーロッパ各国に居るような非日常的な雰囲気を体感できる名店は、多くの飲み手やバーテンダー、ゲストを惹きつけて止みません。
-Mr.Yasutaka Nakamori-
(中森保貴氏)
BAR DORAS オーナーバーテンダー。
信濃屋での勤務を経て、その後、都内数軒のBARでバーテンダーの研鑽を積む。
毎年、欧州各地を訪ねて、生産者だけでなく、生産地、その街、その文化を吸収し、BAR DORASを通して、ヨーロッパ各国の文化や伝統を伝道しています。
また、コニャックはもちろんのことシングルモルト、カクテルは言うに及ばず、バーフードや日本文化への見識・こだわりも深く、常に探究心を忘れないプロフェッショナルバーテンダーの一人です。