ご紹介するのは今やアイリッシュウィスキーシーンの中核といっても過言ではない ティーリングからの原酒。
同社の起源は古く1782年にウォルター・ティーリングがダブリンのマローボーンレーンに造成した蒸留所に始まりました。
その後、クーリー蒸留所の時代を経て、現代表のジャック・ティーリング氏がメジャーだけのアイリッシュウィスキー業界にインディペンデントの機運を取り戻すべく、ハンドクラフト&スモールバッチのアイリッシュウィスキー作りを実践するために2012年に「ティーリングウィスキーカンパニー」が設立。
実に230年の月日を経た系譜がアイリッシュウィスキーシーンに新たな風を送り込んでいます。
2015年にはファミリーの代々の悲願であり、ダブリン市内では約125年ぶりとなるティーリング蒸留所が同家と縁があるダブリン市内の有名なセントパトリック大聖堂から僅か500メートルの距離に開設。
死んでも蘇ることで、永遠の時を生きるといわれる伝説上の鳥
''不死鳥''を同社のシンボルとして掲げています。
WWA (ワールド ウイスキー アワード)にてベスト アイリッシュシングルモルト(2015)を受賞するなど今やその動向が世界中のウィスキーファンの注目を集める、今後が最も期待されるブランドの1つとなります。
今回、信濃屋がリリースさせていただく一樽は、パッションフルーツやグアバのフレーバーが炸裂する、1980年代後半から~1990年代前半のヴィンテージの中でも、特に素晴らしい出来として認知され、人気が高い「1989ヴィンテージ」のティーリング、ラムカスク熟成原酒。現在の市場では、既に手に入れることが困難になってしまった、失われし存在。
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