Morrison&MacKay×SHINANOYA
The Last Shadow of the Perth
ボウモア蒸留所で研鑽を磨きウイスキー業界で最高の名誉とされる『キーパー・オブ・ザ・クエイク』の称号を授与された重鎮ケニー・マッカイとモリソン一族の重鎮で生ける伝説(Living Legend)と呼ばれる元モリソンボウモアの取締役のブライアン・モリソンが設立した「モリソン&マッカイ」社。
2020年9月1日から社名変更し、現在は「モリソンスコッチウイスキーカンパニー」となっています。
"セレブレーション・オブ・ザ・カスク"は、現在にも続く、同社のプレミアムレンジで、二人が最高の状態でセレクトし、すべてシングルカスク、カスクストレングスの状態でボトリング。
貴重なモリソン&マッカイ社時代に信濃屋が買い付けていた、グレンスぺイの90年代蒸留シェリーホグスヘッド熟成の中熟原酒です。数年の経過により、より一層落ち着きが感じられ、飲み頃を迎えた癒し系ホグスヘッドです。
グレンスぺイ蒸留所は、ローゼズ地区に位置し、グレンロセス蒸留所のすぐ近くの蒸留所。
主に、ブレンデッドスコッチウイスキー「J&B」への原酒供給をメインとし、花と動物シリーズ以外では、かつて8年物がリリースさえた以外には、ボトラーズリリースを含めほとんどリリースされることはなかった銘柄でした。
今回は、モリソンアンドマッカイ社時代、2017年秋に現地での買い付けを行った際、当時のケニー氏とピター氏がオススメしていた一樽。
セレブレーションオブカスクらしい華やかさと、癒し系のこなれた麦感と、紅茶茶葉やミントのようなフローラル様のニュアンスが控えめにアクセントになっています。
~テイスティングコメント~
落ち着きがあり穏やかな香り立ち。
蜜蝋や濃厚な蜂蜜、オレンジ、金柑、焼き菓子の甘やかさ、乾いたバニラやシナモン、それほど強くはないが落ち葉やミントの草っぽいニュアンスも感じられる。
口に含むと、マーマレード、アプリコッ ト、殻付きアーモンド、カカオビター、ジンジャーのアクセント。シロップ漬けの黄桃、紅茶茶葉のタンニン。余韻は、 穏やかで優しいフルーツ、シロップ漬け、短めのフィニッシュ。
フローラル感やカカオのビター感が続く。
(弊社スピリッツバイヤー)