今回、STORY TELLER 第3弾のボトリングは、グレンギリー蒸留所の2008年蒸留原酒の2021年ボトリング、バーボン樽熟成です。
ラベルデザインはグリム童話の「白雪姫」の一場面。
小人達と白雪姫の 食事風景の様子をあしらっています。
グレンギリー蒸留所の創業は1797年と、スコットランド最古の蒸留所の一つと言われております。1994年にモリソン・ボウモア社からサント リーの傘下となるも、1995年に操業停止。再び1997年に操業を再開し今に至っております。
今回のグレンギリーは、酒質のクリーミーな要素と木質感が一体となった香味が特徴です。
オフィシャルボトルにも通ずる、マロングラッセ のような洋菓子の甘みを主体とし、草原や、青みのあるフルーツにスパイスが組み合わさっております。鼻を近づければまるでお菓子のような 華やかな香りを、口に含むと麦由来のコクがありながらもどこか爽やか さを感じられるようなテイストです。
寄る辺のない白雪姫が7人の小人に「いつもきれいにしておく」という約束のもと、共同生活をすることに。そんな彼女と小人達の賑やかな食卓のような華やかで味わい深いグレンギリーをお楽しみください。
~テイスティングコメント~
香りは林檎、蜜蝋、バニラビーンズ入りカスタード、栗きんとん、ホイップクリーム、メープルワッフル、ココア、八角にシナモンパウ ダー、森林、黄色い花、だんだんと青みのあるパパイヤやキウイフルーツへ。
口に含むと、樹液にマロングラッセ、サルタナレーズン、芋 羊羹、洋梨にミント、ワックス。
余韻は麦の甘みと八ツ橋のニッキ様のスパイスが爽やかに続く。
(Tasted by The Sixth Sense )
2018年、信濃屋ハードリカーチームの若手有志6名で結成された共同プロジェクトチーム、The Sixth Sense(シックスセンス)。
The Sixth Senseボトリングは、伝統的な信濃屋ボトルシリーズに 対して、セレクションに更なる幅を広げるために生まれた若い世代によるセレクションシリーズです。
The Sixth Senseのメンバーの刷新に合わせ立ち上げたSTORY TELLERシリーズは、ウイスキーの香りや味わいを物語になぞらえたシリーズ。
ウイスキーを「語り部」として見立て、ウイスキー自身の物語を楽しむコンセプトになっております