グロペラン ボルドリ No64 エリタージュ for SHINANOYA

商品コード:4589962990650

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価格:税込49,940(税抜 45,400円)

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JEAN GROSPERRIN
BORDERIES
No64 Heritage
for SHINANOYA

 過去2樽リリースしてきましたグロペランから、信濃屋向けとなる1樽のご紹介となります。
 
(左:第1弾となる69、右:第2弾となる33)
 今回のボトルは生産者とのこれまでの親交の中で、特別に譲り受けたとびきり貴重な古酒原酒。
 熟成50年を超え、60年に迫ろうとする偉大な古酒原酒は、その存在自体が極めて貴重になりつつある歴史的遺産とも言えるコニャックです。
 コニャックの生産地域は土壌の違いにより6つに分類されますが、今回の原酒はその中で一番小さいボルドリ地区からのもの。
 大輪の花を咲かせるイメージのグランドシャンパーニュ地区とは異なり、可憐な花と繊細さを感じるイメージのボルドリ地区。グランドシャンパーニュ地区と比べて早くから楽しめるイメージの強いボルドリ地区のコニャックですが、長熟原酒の中にはそのイメージを覆す魅力的な原酒が存在します。

 今回のボトルはまさにそれに該当しており、その魅力を十二分に楽しめる仕上がりになっています。
Commented by Guilhem GROSPERRIN

 この非常に古いコニャックは1930年にブリエに定住した生産者の未亡人より購入したものです。
 ボルドリでは最高区画と言われている丘の中腹より産出されたコニャックで、彼の家族によって丁寧に慎重に保存されてきました。
 孫の一人がその偉大な土地を引き継ぎ、現在では同地区でも大きな畑を有していますが、祖父が残した偉大な原酒はボルドリ地区のブリエの村の中心 にある地下貯蔵庫にて別管理されています。その並外れた貴重な原酒を購入する機会に恵まれ、以降はシャラントのほとりにあるサントの自社セラーにて、ゆっくりと熟成を続けてきた貴重な原酒です。

 過ぎ去った時代に思いを馳せて、ゆっくり楽しんでいただきたい極めてレアなストックです。
 
--- テイスティング・コメント ---

香り:様々な花を盛り込んだフラワーバスケットの中から、ボルドリ地区の特徴とも言えるスミレの可憐な香りがはっきりと顔を覗かせる。 魅惑的なランシオ香に包まれ、ドライフラワー、上質のレザー、ヒュミドールを開けたときの葉巻、スパイス、キャラメリゼしたナッツ。

味わい:ボルドリのイメージが覆るオイリーでミネラルすら感じるテクスチャー、しっかりした骨格のストラクチャー。 そこから次第に、パパイヤ様の南国果実を伴い、ダージリン紅茶の渋みや、赤ワインに感じられる上質のタンニンへと誘います。 最終的には優雅で繊細、上品なフィネス感で口の中が満たされます。

余韻:口福感がしばらく続き、最終的にはスミレの心地良い香りが蘇る。

総括:ボルドリならではの個性とともに、グランドシャンパーニュ地区に感じる力強さも兼ね備えた稀有な原酒。 60年の熟成に迫る今もなお、酒質にパワーをみなぎらせるレアストック。
ボトル裏面のエクスクーシヴラベルは、絵心のあるギレム氏の妹、アクセレさんが今回の為に手書きでデザインして頂きました。

(左が通常ラベル、右がエクスクーシヴラベル)

 グロペランブランドを有する「ラ・ガバール社」はフランス西部シャラント・マリティーム県下、シャラント川左岸にあるフランス最古の町のひとつで交通の要地として発達したサントに本社を構える、1992年創業のネゴシアンです。

 先代のJean Grosperrin(ジャン・グロペラン)氏は地元シャラントで、コニャックやワインを商社に紹介する生産者との仲介役を担ってきました。
 そのビジネスの中で、日々家族経営の小さな蒸留所を訪ね、色々な生産者を商社に紹介していく傍ら、同氏は各セラーで卓越したコニャック原酒が眠っていることに気が付きます。
 そうした優良原酒が大手メーカーに買われ、膨大なブレンド用の一原酒として消えていくのを常に目の当たりしており、いつしかそれらを主役として
扱いたいという思いにかきたてられました。
 その後ほどなくして、価値を理解してくれる人達にそれらを届けたいという想いから、自ら最良の原酒達を買い付け始め、今あるグロペランの礎が築かれていきます。
 その熱い想いは、1992年に良い原酒が集まり満を辞してラ・ガバール社を設立することで実を結び始めます。
 1999年には遂に、それらコレクションを販売すべく、「ジャン・グロペラン コニャック コレクション」が誕生。これまで眠っていた素晴らしい原酒が少しずつマーケットに開放され始めたのです。
 2004年からは息子のGuilhem Grosperrin(ギレム・グロペラン)氏も合流。先代の意思をしっかり受け継ぎ、今では同ブランドの販売を一手に担っています。
ギレム氏はオールジャンルのスピリッツに精通しており、もの静かな人柄ながら、哲学と信念も持った職人気質に溢れています。
 さらには卓越したテイスティング能力と、樽の選定能力を持ち、そのセンスは現地の業界内でもサラブレッドのように光るものを感じさせます。
 ブランド自体の歴史は浅いですが、それまでの過程で構築してきたコネクションや経験値が根底を支える、今後の動向も注目される質実剛健のネゴシアンです。
Region(地域) France/Cognac
Strength(度数) 53.6% vol.
Volume(容量) 700ml
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