
前回リリースの白玉ウイスキー樽貯蔵梅酒
複雑な遍歴を持つこのカスクでのフィニッシュの影響から、およそ5年熟成ながら梅酒樽の影響だけでなく、リフィルシェリーの風味やスモーク缶、どこか和酒系のフレーバーを持つ多様な味わい・香りを持つ1本に仕上がりました。
古来より日本人が好み、「美しい調和のとれた国合わせ」と知られている「梅とウグイス」をモチーフにしたオリジナルラベルです。
※化粧箱側面より白玉ウイスキー樽貯蔵梅酒の概要が確認できます。
世界的にも珍しい国産梅酒カスクで熟成されたジャパニーズシングルモルトをお楽しみください。
---Tasting Note ---
レーズン、かりんとう、湿った古木やクヌギの雑木林、和酒にも通じる複雑なフレーバー。スモーキーさ、醤油を垂らしたサザエの網焼き、高菜の漬物、深みのある香りと酸味のあるアロマ、黒糖梅酒。
口に含むとミディアムボディウッディーで程よい和菓子系の甘みが広がる。甘い麩菓子、羊羹や干ぴょう、ラムレーズン、干梅。
余韻は長く、ドライに変化しビターチョコレートが続く。
ロックの飲み方もオススメ。
(Tasted by 弊社スピリッツバイヤー)

兵庫県明石市に位置する
江井ヶ嶋酒造。歴史は長く、大正8年(1919年)に製造免許を取得し、長年、英国産麦芽を原料に小さな蒸留所からスコッチタイプのウィスキーを世に送り出し、 ウィスキー造りの長い歴史と技術を培い、今に継承しいます。
そのウィスキーつくりは基本的には清酒造りのない夏場の2ヶ月間(7月、8月)しか行なわれず、世界で唯一、杜氏がウィスキーの生産を行なうという極めて珍しいスタイルでもあります。
それ故、ジャパニーズウィスキーのなかでも
酵母による醗酵の過程に非常に気を配っており、その結果として和食にも合う、繊細さを感じさせる原酒が生まれる一助ともなっています。
また、江井ヶ島のもう1つ特徴がの海岸に面し、瀬戸内海を眼前に望む、
日本で最も海に近い立地であり、アイラ島の蒸留所を彷彿とさせる魅力的なテロワールにあります。
そして、瀬戸内海沿岸は柑橘類が盛んな地域でもあり、仄かに感じられる柑橘フレイバーといえる軽快でフレッシュなキャラクターもハウススタイルとなっています。