今回、東西に名高い3つのバーが結集した特別な一樽。
弊社信濃屋がセレクトし、この機会にご提供させていただいた、インチガワー1989 ホグスヘッド熟成を皆様にご紹介いたします。
本ボトルは、今年25周年を迎えたSpeyside Wayを祝うボトルでもあります。
ウイスキー不況の時代につくられた1980年代原酒は、目にする機会が減っています。DCLがベル社を買収し、UD社へ変わった直後の1989年蒸留のインチガワー。比較的マイナー蒸留所ですが、30年近い長い熟成年数を経て、青みがかったフローラルさと完熟フルーティーの魅惑的な香りと味 わいを持つウイスキーへと昇華した一樽です。
今回のラベルデザインは、「ゴシック・カーシブ」という13世紀頃にヨーロッパで書かれていた筆記体を得意とする、広島在住のカリグラファー、二宮 郁子氏に本ラベルの為に書下ろして頂き、越前和紙を使用しております。幾つかの隠れた意匠も是非お楽しみください。
-テイスティング・コメント-
ジャスミン、蜂蜜、瑞々しいプラム、バナナ、アジアの寺社のお線香、オリエンタルなスパイス、カルダモン、ベルガモットの果皮、若竹のような瑞々しく緑っぽいアロマ。
口に含むと、心地よいボディー感と麦の柔らかく小奇麗な甘さが広がり、瑞々しいプラム、落雁、メロン、ウグイス餡と生クリーム。次第に、緑がかったフルーツが現れ、青いマンゴーやパパイア。
フィニッシュは複雑で心地よいグリーンなフルーティーな余韻が続く。オリエンタルなスパイシーさとジャスミンティーの華やかな香りと茶葉のビター感。