同じ蒸溜所・同じヴィンテージ、同じカスクタイプであっても樽ごとにそれぞれ個性の異なるシングルカスク。
様々なウイスキーと出会う中で、特別な輝きを放つ「王冠を授けるに相応しいカスク(Crowning Cask)」に遭遇した経験をお持ちではないでしょうか?
数多の樽の中で後光がさしたように黄金に輝くウイスキー。玉座に座ったような高揚感と優越感を与えてくれる特別なウイスキーをボトリング。
そんなクラウニングカスクの中でも、『ホール・オブ・フェイム(殿堂)』は日本人で初めてウイスキー殿堂入りを果たした輿水精一氏が樽を選定した、特別中の特別と言えるスペシャルエディションです。
日本ウイスキー界が誇る伝説的ブレンダーが厳選した究極のウイスキーをどうぞご堪能ください。
~テイスティングコメント~
アイラモルトの30年熟成、長期熟成のアイラモルトならではの魅力を十分堪能できるウイスキーです。ピート香の力強さは維持したまま、時を経るごとに洗練されていくフルーティで甘く華やかな味わいに驚かされます。グラスに注いだ直後は先ずクリーンで、エステリーな香りが立ち上がりますが、次の瞬間熟成した樽香とともにスモーキーな香りが心地よく鼻に抜けていき、その存在感を主張します。香り立ちのよさ、芳醇な香りの豊かさは生まれながらのものでしょう。加水するとこのウイスキーの魅力が一層際立ちます。ベースにあるモルティやスモーキーな香りに加えて、クリーミーでトロピカルフルーツやジャムを連想させる甘く華やかな香り、ビターなチョコレートの香りなどが伸びていきます。香りは柔らかくなめらかで、口に含むとシルクやベルベットを思わせる口中感に驚かされます。香りの豊かさや力強さ、なめらかさは長い余韻につながり、高い満足感を得られることでしょう。蒸溜所名を想像しながら味わうのも楽しく、熟成の偉大さを改めて実感していただける1本となることでしょう。
(Comment by 輿水精一氏)
(以上、メーカー資料より)
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