DRAMLADテイスティングチームが、蒸溜所のハウススタイルを体現する良質な樽や、今のウイスキーの旨さと豊かな個性を持った樽を、真摯に選び出してリリースするコアレンジ「The One Dram Selection」より、「タムデュー 2007-2022 15年 ホグスヘッド 52.9%」をリリースいたします。
Tamdhu蒸溜所は、19世紀終盤のスコッチウイスキーブーム期に設立された蒸溜所です。当時、33軒の蒸溜所が設立され、そのうちの21軒がスペイサイドで設立されました。
このTamdhu蒸溜所はオーナー会社が何度も変わり、休業を繰り返してきた蒸溜所でもありますが、初めてサラディン式モルティングを導入した歴史を持ち、1997年以降、ファーストフィルのオロロソシェリー樽で熟成してきました。バーボン樽でもスピリッツを熟成していますが、これらの原酒は自社のブレンデッドウイスキーに使用されている他、一部ボトラーズへも供給されています。
現在は、シェリー樽はファーストフィルとセカンドフィルを併用し、アメリカンオークとヨーロピアンオークの両方を使用しています。現在のオーナーのIan Macleod社は、マーケットでの戦略的判断でシェリー樽での熟成を続け、シェリー樽熟成のウイスキーだけをタムデューのオフィシャル商品として発売しています。
今回セレクトしたTamdhuは、バーボン・ホグスヘッドの15年熟成、前オーナーのEdrington社が休業を決定する直前の2007年ヴィンテージで、モルティ―な旨味が心地よい仕上がりになっています。
ラベルにはTamdhu蒸溜所にほど近く、蒸溜所の発展に深い関連を持っていたグレート・ノース・オブ・スコットランド鉄道の1925年の写真を採用しました。
~テイスティングコメント~
香り: 豊かな麦汁香とフルーツ香が穏やかながらもしっかりと主張。パウンドケーキ、ホワイトチョコレート、若いバナナ、無花果のドライフルーツ。滑らかで様々な香りが一体感を持って広がる。
味わい: まろやかな口当たり。全体的に和菓子のような繊細な甘さに包まれ、カスタードクリーム、パンケーキ、微かに生キャラメルのようなニュアンスが穏やかに口中に広がり、ストレスを感じさせない優しい味わい。
フィニッシュ: モルティ―な香味が優しく続き、ショートブレッド、バニラ、微かなバター感、その奥に僅かにミルキーなニュアンスもあり、心地よい仕上がり。
1杯のウイスキー(A Dram of Whisky)の「Dram」と、スコットランドで男性が「古い親友、気の置けない親友」に対して使う「LAD」を組み合わせたもので、「ウイスキーを楽しむ人」を表しています。また、そこから派生して「ウイスキーを共に楽しむ仲間」という意味も込められています。
ロゴは、日本の水引「梅結び」とウイスキーの聖地スコットランドのケルティック文様の融合です。「梅結び」は、その結び目から「絆」や「固く結ばれた」という意味を持ち、また、梅の花が春に先駆けて咲くことから「運気向上」の意味も持っており、縁起の良い結び目として古くから親しまれてきました。
そして、ケルティック文様との融合は、私達がウイスキーのプライベートブランド・カンパニーであることを表現しています。
(以上、同社資料より)
より詳しい詳細は下記リンクよりご確認ください!
→ https://www.dramlad.co.jp/
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