※必ずお読みください※
秩父蒸溜所様のご協力の下、信濃屋プライベートボトリング15周年記念ボトルの一つとして、特別な一樽をシングルカスク、カスクストレングスでボトリング致しました。
このウイスキーは、日本の埼玉県秩父市にある秩父蒸溜所で蒸溜されたシングルモルトジャパニーズウイスキーのです。
今回選定した一樽、CASK no.5472 は、秩父蒸溜所独自のリフィルクォーターカスクで熟成された原酒をシングルカスク・カスクストレングスで瓶詰されました。この独自のリフィルクォーターカスクは、日本伝説の洋樽職人、齋藤光雄氏が経営していた、マルエス洋樽製作所にてバーボンバレルを組み替えた秩父蒸溜所向けのオリジナルクォーターカスクです。その後、製品に使用された後、今回の原酒が詰められ、リフィルクォーターカスク熟成の原酒として弊社向けのシングルカスクとして瓶詰されました。
かつて、弊社プライベートボトル5周年記念ボトルの際、選ばれたのが秩父蒸溜所オリジナルクォーターカスク#291三年熟成でありました。当時を知る人々にとっては、実にその10年越しに繋がる特別なオマージュ的な意味合いを残しています。
およそ100年余り続く、ジャパニーズウイスキーの歴史的な節目と云われる2023年。一樽毎に表情や個性が異なるのがシングルカスクの大きな魅力です。
シングルカスクは森の中で黄金の果実を見つける旅のようなものです。蒸溜所は「秩父蒸溜所」という森の守護者、我々はその森に入ることを許された探求者です。森の中で見つけることが許された、一つの黄金のオークの実。そのどんぐりの奥に広がる、森の成長と新たな胎動をも感じていただける一樽を選定致しました。貴重なシングルカスクの持つ個性を是非お楽しみください。
◆Tasting note◇
香りは、しっかりと凝縮感のあるアロマ、ドライタンジェリン、落雁、シナモン、ジンジャー、樽熟のオレンジリキュール、お香のような甘いウッディさ、広葉樹の落葉、きなこやアーモンド、ミント。
口に含むと、パワフルで凝縮感のある味わいが広がる。タンジェリン、オ レンジピール、キウイ、バニラエッセンス、やがて加熱した桃やアプリコットジャム。
余韻にかけてフルーティーさが際立ち、非常に長いフィニッシュが続く。やがて、ジンジャーのスパイシーさとオークのタンニン。数滴の加水でより香味が開く。
(Tasted by 弊社スピリッツバイヤー)
世界各地で創業されていくクラフトディスティラリー。日本のマーケットにおいてそのパイオニアと言えるのが肥土伊知郎氏率いるベンチャーウィスキー・イチローズモルト。