※必ずお読みください※
マルス信州蒸溜所様のご協力の下、信濃屋プライベートボトリング15周年記念ボトルの一つとして、特別な一樽をシングルカスク、カスクストレングスでボトリング致しました。
このウイスキーは、日本の長野県上伊那郡宮田村にある【マルス信州蒸溜所】で蒸溜された、シングルモルトジャパニーズウイスキーです。
マルス信州蒸溜所は、本格的なウイスキーづくりの場を求めて1985年に現在の長野県中央アルプス駒ヶ岳山麓、標高798mの地に開設。
その後ウイスキー不況の中、1992年に一時生産休止を経験しましたが、2011年2月に再稼働。2014年11月に新しい蒸溜器に入れ替えが行われました。2020年には大幅なリニューアルを行い、これまでの歴史や伝統を受け継いだうえで、技術革新やノウハウのアップデートを行い、日本の風土を生かした本格的なウイスキーづくりを続けています。
今回信濃屋向けに選定した一樽、CASK no.1226は、2014年4月に蒸溜され、フェノール値20ppmのミディアムピーテッド麦芽を使用し、ファーストフィルバーボンバレルで熟成された原酒をシングルカスク・カスクストレングスで瓶詰致しました。
2014年は、岩井喜一郎氏が設計した初代蒸溜器が使用された最後の年、ラストヴィンテージのウイスキーとなります。
(2014年交換前の旧蒸留器)
およそ100年余り続く、ジャパニーズウイスキーの歴史的な節目と云われる2023年。一樽毎に表情や個性が異なるのがシングルカスクの大きな魅力です。マルス信州蒸溜所の大きな歴史の節目の一つでもある、ラストヴィンテージの味わい。貴重なシングルカスクの持つ唯一無二の個性を是非お楽しみください。
◆Tasting note◇
香りは、青りんご、さくさくのバニラクッキー、バナナ、生クリーム、スペアミント、桐製の日本家具の乾いたウッディーさ、微かに青唐辛子、蒸し饅頭やシナノゴールド、お線香、雨の降り始めた香り、土を連想させるピートスモークが全体を包んでいる。
口に含むと、バニラ、青りんご、バナナ、すりおろしたシナノゴールド、ミント、じわじわと広がるピートスモーク。
余韻は、和菓子の牛皮のような優しい甘さが広がり、乾いたウッディーネスとオリエンタルなスパイス、アーシーなピートスモークが続く。
(Tasted by 弊社スピリッツバイヤー)
竹鶴正孝氏の摂津酒造時代の先輩であり上司であった"岩井喜一郎氏"が「竹鶴ノート」の報告を元にウィスキープラント設計と製造指導を行い生まれたマルスウィスキー。
その後、1985年に長野県駒ケ岳山麓の標高約800mという"日本で最も高地となる蒸留所”『マルス信州蒸留所』へ受け継がれ今に至ります。
WWA(ワールドウィスキーアワード)2013のブレンデッドモルト部門で見事世界一に輝き、今や欧州を中心にジャパニーズウィスキーの一大ブームが起こっている今、世界中から注目を集めているブランドとなったマルスウイスキー。
1992年を最後にモルトの蒸留については休止を余儀なくされていましたが、2011年に19年ぶりの復活となる再稼動を遂げ、2014年には蒸留器も更新されるなど、着々と次世代への進化をみせています。
(新蒸留器)
(旧蒸留器)