長期熟成されたバーボンとライのブレンド
最大の特徴は13年熟成のバーボンと、8~9年熟成のライウイスキーの絶妙なブレンドにあり、キャラメル、フルーツ、スウィートオーク、ブラックペッパーやスパイスの香りに満たされながら、アメリカのライウイスキー造りに思いをはせる…そんな楽しみ方ができる一本です。
その由来は偶然の事故とも言える出来事でした。マスターディスティラーであるエディー・ラッセルの元で働いていた従業員の一人が、熟成されたバーボンに若いライウイスキーを混ぜてしまったのです。偶然できたこの、名前もない酒を試飲してすぐに、エディーにとって忘れられない味わいが、強烈に彼の中に刻まれることとなりました。蒸溜所は偶然のミスを切り捨てずにたたえ、「Forgiven(許し)」を付けた限定のウイスキーとしてボトリングし、好評を得た。それからというもの、ディスティラーとしての実力をかけて、この味わいの再現に挑戦し続けること10年。13年熟成のバーボンと、ワイルドターキーでも最も長期となる8年から9年熟成ライウイスキーの風味豊かながら、調和のとれたブレンドで、納得の味わいにたどり着くことができたのです。
厳選されたライ樽による追加熟成
通常のワイルドターキーの熟成に用いられる樽には、アメリカンオークの新樽にチャーと言われる樽の内面を高温の炎を短時間当てて焦がす加工を行ってから原酒が詰められます。チャーの程度には4つのレベルがあり、ワイルドターキーにはレベル4という最も強く焦がした樽を用いています。(別名アリゲーターチャー)
『ワイルドターキー マスターズキープ アンフォーガットン』は、ブレンド後も、手作業で丁寧に選定されたライウイスキー樽で追加熟成されます。この追加熟成が、フレッシュな果実のような香りの際立たたせることとなり、これがこの商品にしかない、新鮮な香りと、深い熟成による味わいの、絶妙なハーモニーを生み出しているのです。