––信濃屋スピリッツバイヤー 秋本とKyoto Fine Wine & Spirits社 王子氏によるテイスティングで選ばれたのは、スペイサイドと東ハイランドの境界付近に位置する
【マクダフ(グ レンデヴェロン)】をセレクト、シングルカスク/カスクストレングスでボトリング致しました。
マクダフは戦後のウイスキーブーム時に作られた近代的な新しい蒸溜所で現在は、デュワーズのフォトフォリオに入っている。
その特徴は、ナッツのような香ばしさ(ニューメイクはしばしばに硫黄っぽい)、素早いマッシング、短い発酵の為。特徴的なラインアームを持っており、独特のねじれが還流を生み、十分な果実味をもたらしているとも考えられている。
10年前後の若いエイジングだが、未熟な香味がなく、充実したモルトのボリューム感と果樹園様のエステリー&ミンティーさが広がり、充実した余韻が駆け抜けていく。
緑がかっていたカスクサンプル時の色調のように、初夏の新緑の果樹園を想わせるような爽やかで晴れやかな一本です。
◆テイスティング・コメント◆
麦の輪郭をはっきりと感じる香り立ち。洋梨、青りんごや黄色い林檎、レモンカード、牛皮やういろう、次第に花梨、スペアミントや薄荷キャンディー、瑞々しいストーンフルーツ、初夏の果樹園。
口に含むと、立体感のあるミディアムボディのモルトと十分なボリュームのアタック、モルトの甘み、蜂蜜、ういろう、洋梨、花梨キャンディー、フィニッシュは力強く長く続き、ミントやハーブティーの爽快感、ジンジャーエール、ライム、スライスしたラ・フランス。
(Tasted by 弊社スピリッツバイヤー)
~Kyoto Fine Wine and Spirits~
京都で活動している新進気鋭のインポーター兼オンライン酒販「Kyoto Fine Wine and Spirits」(以下KFWS)。
独自のネットワークを持ち、コレクター間や欧州での原酒調達に長けた同社は、その中身だけではなく、様々なアーティストとコラボし、素晴らしいラベル作りをされています。
現在までにウイスキーはもちろんですが、ワインやブランデー、ラムに日本酒もリリースしており、品質の高さも相まって今最も注目を集めています。