新たに始動した、信濃屋オリジナルボトルシリーズ「THE PURPLE HAZE」(パープルヘイズ)第5弾のご紹介になります。
「ラム」と「シガー」の相性の良さに注目し、信濃屋が高品質なラムを厳選。シングルカスク・カスクストレングスでボトリング。シガー有識者の手引きの下、そのラムと相性の良いシガーをセレクト。
「ラムと煙草」、それぞれの目利きが重なった異種コラボレーションボトルです。
日本語で“煙草のけむり”を意味する「紫煙」にインスピレーションを受け、「The Purple Haze」と名付けました。
ラベルには煙草に関係する絵画を選定し、煙草のけむりのようにぼんやりと熟成年を浮かべました。
今作は「Club C」 も監修されている、福岡・中洲の名店Bar Higuchi 樋口氏とのコラボレーションでのボトリング。
今回の一樽は、ザンジバーウイスキーの代表イエンス氏の協力の下、“ドン・パンチョ・プライベート・リザーブ“から最低25年熟成&35年熟成の二樽を入手し、シングルカスク/カスクストレングスで瓶詰。
ドン・パンチョ氏は、フィデル・カストロ政権下のキューバ・ラム産業のリーダーであり、「マスターブレンダー」という称号が存在しなかった時代に、キューバブランドのラム酒の研究開発責任者としてラム界に貢献。
「ハバナクラブのゴッドファーザー」と呼ばれていたレジェンドである。
彼が引退する際、所有カスクの一部が彼の名前を保護するために“ドン・パンチョ・プライベート・リザーブ”として販売され、これはその一つである。
キューバスタイルの伝統の預かり人として、老練な高いブレンド技術が感じられ、特に葉巻との相乗効果は筆舌に尽くしがたい。キューバ・ラムの真の正統派。
ラベルには煙草に関係する絵画として、オーギュスト・レヴェック作を選定。煙草のけむりのようにぼんやりと熟成年を浮かべました。
---Cigar Selerct---
Don Pepin Garcia Original Lancero
(ドン・ペピン・ガルシア/ランセロ)
昨今のキューバ産シガーの品薄は非常に深刻で葉巻愛好家の嘆きは続いておりますが、そのぶん他に目を向けたおかげで嬉しい出会いも。
その1つが、ドン・ペピン・ガルシア・オリジナルのランセロ。ニカラグア産。細長いシェイプで喫煙に若干の慣れが必要なランセロですが、まさにこのラムにピッタリ!お互いを高め合う相性の良さは、抜群。
ラムにはシガーが、シガーにはラムが絶対に必要であると、再確認させてくれる組み合わせです。
---Tasting Note ---
重厚なウッディネスとカルダモンやシナモン、溶けたキャラメル、ピーカンナッツやココナッツ、熟したアプリコット、ホットチョコレートとドライバナナ。木の重厚さと甘美な果実の軽さが上手に絶妙に混ざり合うキューバ式のスタイルが体現されている。比較的ライトなタイプですが、タバコの葉や革張りのソファの甘いアダルトな香りと長期熟成の滑らかな舌触り。シガーやショコラとの足し算でかなり層が複雑に変化する、正に愛煙家の為のセレクション。
(Tasted by弊社スピリッツバイヤー)