歴史を遡ると1810年にウイスキーを蒸留していた記録が残されており、実に200年以上もウイスキーをつくり続けてきた歴史があります。
1829年には現在の場所に蒸留所を建て替えて設備が移設され、同年に政府の認可を受けて公認の蒸留所となりました。
1871年にはグレンバーギー蒸留所と改名され現在の基が築かれていきます。蒸留所の周辺は大麦の一大生産地で、大麦畑の中にあると言っても過言ではないウイスキーつくりには絶好のロケーション。
原料の大麦はその半径40km以内で収穫され、最高級の品質と認められた大麦のみが使用されており、原料自体の品質に強い自負があります。
特筆すべきは、この蒸留所のモルトが、ブレンデッドウイスキーの王様と言われる世界的に大人気の
「バランタイン」の中核を担っている事です。
その秀逸なバランスを誇る原酒は「バランタインの心臓」とも称され、長きに渡る人気の屋台骨を支えている欠く事の出来ない存在となっています。
生産力の高い蒸留所ですが、実に98%の原酒が「バランタイン」のブレンド用として使用されるため、シンングルモルトとしての出荷は極僅か。