2022年8月、英国のウイスキー専門誌『ウイスキーマガジン』が認定する「Hall of Fame(ホール オブ フェイム)」を受賞しウイスキー殿堂入りを果たした輿水精一氏がグレンアラヒー蒸溜所を訪問しました。
グレンアラヒー2007 オロロソシェリーパンチョンは、その際に同蒸溜所のマスターブレンダーであるビリー・ウォーカー氏(同じく殿堂入り)と数あるサンプルの中から二人が共同でセレクトした特別なシングルカスクです。樽熟成に強いこだわりを持つ両氏が選定した15年熟成のオロロソシェリーパンチョンは、ウイスキーにその特性と個性を存分に宿し、熟成の魅力を余すことなく表現しています。
~輿水精一氏のコメント~~
穀物様の香りやエステリーなど多彩な香りがしっかりしたボディを形成し、更にオロロソシェリーを熟成させたことに由来する凝縮感に富んだフルーティさ、ドライフルーツやジャム、バニラ様の甘い香りが加わった。
樽香が過度に主張することなく、複雑な香味とそのバランスの良さが特徴である。なめらかな口当たりが心地よく、クリーンな余韻へとつながっていく。
グレンアラヒー蒸留所は、アベラワーの町の郊外に1967年に設立された蒸溜所です。これまでブレンデッドウイスキーへの原酒供給をメインに行っており、シングルモルトとしては極めて希少な銘柄でした。シングルモルト界の伝説的プロデューサー、ビリー・ウォーカーが、「グレンアラヒー」の可能性を見出し、2017年、グレンアラヒー蒸溜所は大手メーカー傘下から独立を果たしました。
「グレンアラヒー10年 カスクストレングス」のワールドベスト受賞だけでなく、ビリー・ウォーカー自身もウイスキー業界の功労者を顕彰する「ホール・オブ・フェイム」で2021年にウイスキー殿堂入りし、今後が益々楽しみな蒸溜所です。
今もなお、最も注目を集めている蒸留所の一つです。
(以上、輸入元資料より)