ヴェルモット レッド
一般的なレッドヴェルモットはカラメルで着色するのがほとんどで、ごく一部の生産者は赤ワインをベースにする事もある中、今回の商品はクランベリーやチェリー、プラム等の果実を使用して色付けしている事が最大の特徴です。
リースリングワインをベースにしたヴェルモット自体が唯一無二ですが、ボタニカルで色合いを出すのも極めて珍しいスタイルです。
18種類全ボタニカル
ニガヨモギ、シナモン、フェンネル、レモンピール、コリアンダー、スターアニス、クローブ、バニラ、ラベンダー、ワインローズ、ジュニパーベリー、ヴィンヤードオニオン、ラベージ、ビターオレンジ、グリーンウォールナッツ、クランベリー、チェリー、プラム
(フェルディナンズザールブランド)
ドイツワインの銘醸地として知られ、ルクセンブルグ・フランス国境沿いのモーゼル地方ザール地区に所在する、こだわりのクラフトディスティラリー・アバディス蒸留所、地元のトップワインメーカーとして本国でも高い評価を誇るゲルツ・ツィリケン家、ヨーロッパで広いネットワークを誇り酒商としてブランドの販売代理店を務めるキャプレット・モンタニュー社の3社で立ち上げた共同プロジェクトブランド。
AVADIS DISTILLERY
1824年創業の歴史ある生産者であるアバディス蒸留所。
モーゼル川に沿った丘陵地帯の人口100名ほどの丘上の小さな村、ヴィンヘリンゲンにあります。
若き当主でありマスターディスティラーのアンドレアス・ヴァレンダール氏がフェルディナンズ・ブランドの生みの親。元来フルーツブランデーやリキュール、ワイン樽で熟成させたウイスキーなども生産しており、その研究の成果が主力商品のフェルディナンズジンに注がれています。
最大の特徴となる蒸留器はドイツ・カール社に特注した銅製自動制御方式の最新鋭設備で、予め蓄積された膨大なデータを元に、当日の気候条件なども加味して、工程を適正な方向へと導いてくれる自慢の蒸留器です。
ZILLIKEN ESTATE
こだわり1:『蒸留後に高級白ワインを添加』
フェルディナンズ ザール ドライジンのアイデンティティーとなるのが、蒸留後に高級白ワインを添加する従来に無い手法。
ザールブルガーラウシュの畑から収穫されたリースリング種によるドイツワイン最高格付(Q.m.P )のシュペトレーゼ(ヴィンテージは生産ロットにより異なる)ワインは蒸留で生み出された原酒に更なるエレガントな香味を与え、フェルディナンズ ザール ドライジンを完成に導きます。
こだわり2:『自家農園で栽培された果実やハーブを使用』
ジンの風味を決めるボタニカルではすべて手摘みされた約33種類のフルーツ・ハーブ・スパイスを使用。
その約7割が地元モーゼル地方産で、中にはアバディス蒸留所に隣接する自家農園で、アンドレアス・ヴァレンダール氏自らが手塩にかけて育てたクインス(西洋カリン)、ヴィンヤードピーチ(ワイン畑の桃)、ラベンダー等の果実やハーブ、花類も含まれています。
こだわり3:『ベーススピリッツにスペルト小麦を使用』
ベーススピリッツは地元産の小麦、ライ麦、スペルト小麦を自家蒸留。その割合(マッシュビル)は各50%、25%、25%ずつ。
スペルト小麦は現在広く利用されているパン小麦(普通小麦)の原種にあたる古代穀物であり、地元に根差した原酒づくりの中で、古くから愛された品種への敬意をこめて採用。フェルディナンズ ザール ドライジンの骨格を支える重要な役割を担います。
2013年の誕生以来、既に様々なアワードやゴールドメダルも受賞し、本国ドイツに留まらずヨーロッパ中のマーケットを瞬く間に席巻するフェルディナンズザールブランド。
定番商品の「フェルディナンズ・ザール・クィンス」はフェルディナンズ・ドライ・ジンに自家果樹園で収穫したフレッシュなクィンスを砕いて漬け込み、リースリング種によるカビネットワインを添加したもの。
今回のアニバーサリーボトルはその進化バージョン。
基本的な製法自体は通常の「クインス」と同じですが、樽熟成されている事、ジンの比率が高い事が大きな違いです。
熟成には第一級の銘醸畑として知られる「ツェルティンガー ゾンネンウーア」の「ベーレンアウスレーゼ2017」の空樽が使用され、1年間の熟成が施されます。
パーカーポイント100点を獲得したワインで、ノーブルレイトハーベスト(遅摘み)による凝縮したアロマは、ジンにも心地良いアクセントを加えています。
クインスの漬け込み量も少なく、ワインの添加量も少ない事から、ジンの割合が高く度数も44度を有します。
バレルエイジドジンの新たなる可能性を追求した、他には無い魅力溢れる商品です。