JEAN GROSPERRIN Petite Champagne [1974] Millesime
このヴィンテージコニャックは、プティット・シャンパーニュ地区、シャラント・マリティーム県ジェモザック地域にある家族経営のワイナリーからのものです。 家族全員が穀物栽培とブドウ栽培の両方に従事しており、現在所有するブドウ畑は有機栽培を行っています。 ブドウの木はグランドシャンパーニュ地区同様の良質な石灰質の土壌で育ちます。 このコニャックは一家の息子の1人から購入したもので、彼の父親が40年前に蒸留したものでした。 元々は550リットルの樽が数個ありましたが、その一部がグロペラン家のサントのセラーに移されるまでは、コニャックの中心地に程近い貯蔵と熟成のスペシャリスト として知られるORECOのドライセラーに保管されていたものでした。
【オフィシャル・テイスティングコメント】 香り:スパイシー、カシスのつぼみ、複雑 味わい:アタックはしなやかでクリーミー、ブラックペッパーとエキゾチックな森の印象を伴う。 口に含むと、チョコレート、クローブ、砂糖漬けのフルーツがしっかりと感じられます。 余韻:長くスパイシーで非常にミネラル。

グロペランブランドを有する「ラ・ガバール社」はフランス西部シャラント・マリティーム県下、シャラント川左岸にあるフランス最古の町のひとつで交通の要地として発達したサントに本社を構える、1992年創業のネゴシアンです。
先代のJean Grosperrin(ジャン・グロペラン)氏は地元シャラントで、コニャックやワインを商社に紹介する生産者との仲介役を担ってきました。 そのビジネスの中で、日々家族経営の小さな蒸留所を訪ね、色々な生産者を商社に紹介していく傍ら、同氏は各セラーで卓越したコニャック原酒が眠っていることに気が付きます。 そうした優良原酒が大手メーカーに買われ、膨大なブレンド用の一原酒として消えていくのを常に目の当たりしており、いつしかそれらを主役として 扱いたいという思いにかきたてられました。 その後ほどなくして、価値を理解してくれる人達にそれらを届けたいという想いから、自ら最良の原酒達を買い付け始め、今あるグロペランの礎が築かれていきます。 その熱い想いは、1992年に良い原酒が集まり満を辞してラ・ガバール社を設立することで実を結び始めます。 1999年には遂に、それらコレクションを販売すべく、「ジャン・グロペラン コニャック コレクション」が誕生。これまで眠っていた素晴らしい原酒が少しずつマーケットに開放され始めたのです。 2004年からは息子のGuilhem Grosperrin(ギレム・グロペラン)氏も合流。先代の意思をしっかり受け継ぎ、今では同ブランドの販売を一手に担っています。 ギレム氏はオールジャンルのスピリッツに精通しており、もの静かな人柄ながら、哲学と信念も持った職人気質に溢れています。 さらには卓越したテイスティング能力と、樽の選定能力を持ち、そのセンスは現地の業界内でもサラブレッドのように光るものを感じさせます。 ブランド自体の歴史は浅いですが、それまでの過程で構築してきたコネクションや経験値が根底を支える、今後の動向も注目される質実剛健のネゴシアンです。 |