世界的な人気からマールの入手が難しくなっており、見掛けた時に押さえておくべき存在となります。
1978年産の「ヴォーヌ・ロマネ・プルミエ・クリュ」、「ニュイ・サン・ジョルジュ・プルミエ・クリュ」、「コード・ド・ニュイ・ヴィラージュ」(全平均樹齢約50年)の圧搾後の果皮等を蒸留し、228リットルの樽で8年間熟成させた後にビン詰めされたマールを購入し、タンクに返して上澄みを再ビン詰めしたものです。
当店でも入荷機会は極めて限られ、バーテンダーを中心に堅実な人気を集めています。
ワインの名手による原酒は幅広いハードリカーファンにぜひ知って頂きたい逸品です。
『世界中で高く評価されるルー・デュモン』
仲田晃司。
大学生時代にアルバイト先のフレンチレストランでワインに出会い、「いつか自分の手でワインを作りたい」という夢を抱いた青年は、1995年、頼るつてもなく単身渡仏。フランス語の勉強をしながら各地の醸造家の門を叩いて修行を重ね、2000年7月7日、ブルゴーニュの地にルー・デュモンを設立しました。
仲田さんのワイン作りを特徴付けているのは、まさしく日本人職人的と言うべき、周りがあきれるほど細部まで徹底的にこだわる仕事への執念です。仕込むワインのテロワールや個性を研究し尽くした上で、樽の選定眼や熟成方法を駆使してワインを磨き上げます。
【アンリ・ジャイエに認められた日本人醸造家】
2003年5月、在りし日のアンリ・ジャイエ翁より「自分自身のアイデンティティをワインに表現せよ」と 薫陶を受け、「日本人であるということ」「自然と人間に対する真摯な尊敬の念」の象徴として、 「天・地・人」が生まれました。
「ワインを通じてアジアの架け橋になれればと願っています」という仲田さん。現在ルー・デュモンのワインは、日本、韓国、台湾、中国、シンガポールといったアジア諸国を中心に販売されています。
2008年8月、ジュヴレ・シャンベルタン村に念願の自社カーヴを取得しました。