Nurtured in the OKUSHIZU forest
今回御案内させて頂く一樽は、ガイアフローディスティリング株式会社様のご協力の下、ガイアフロー静岡蒸溜所から、信濃屋向けに特別な一樽をシングルカスク、カスクストレングスでボトリング致しました。
このウイスキーは、日本の静岡県静岡市葵区にある【静岡蒸留所】で蒸留された原酒であり、日本洋酒酒造組合にて制定された「ウイスキーにおけるジャパニーズウイスキーの表示に関する基準」を満たした正真正銘の日本のシングル モルトウイスキーです。
今回の一樽は、信濃屋バイヤー陣が出来たばかりの蒸留所を訪問し、オーナーズカスクとして熟成を重ね、リリースの時を待ち望んでいた一樽です。
使用されたスチルは、KS+WS(初溜は旧軽井沢蒸溜所からの蒸留器、再溜はフォーサイス薪直火蒸留)、麦芽はノンピート、熟成樽はバーボンバレルというハウススタイルを感じることが出来る王道スペック。
K+Wそれぞれの蒸留器の個性を感じさせる仕上がりです。2017年蒸溜は同蒸留所にとっては二年目、蒸溜黎明期にあたる原酒で、2023年11月末をもって丸6年熟成した原酒です。
エステリーさやバナナを想わせるフレーバーのみならず、フルーツキャンディーような凝縮感のある甘さを伴い、6年を経て熟成による変化の兆しを感じられる一樽です。
---Tasting Note ---
エステリー。バナナ、バニラ、ニスを塗った家具類、フルーツドロップ、あんずジャム、アマレットリキュール、削りたての木材、シダーウッド。
口に含むと、凝縮感のある味わいで、バニラ、焦がしたザラメ砂糖、バナナムースやバニラカスタードクリーム、スペアミント。
フィニッシュは、ドライでウッディ、こんがりとトーストしたも優しの甘いスモークさとログハウスの様な乾いたオーク。加水でココナッツ、バニラキャラメル、バナナと生クリーム。
(Tasted by 弊社スピリッツバイヤー)
静岡蒸溜所
(Shizuoka Distillery)
2016年、ガイアフローの中村大航氏のもとで、静岡県の中河内川ほとりに誕生した日本のウイスキー蒸留所、静岡蒸溜所。
現在までに繋がる昨今のジャパニーズクラフトウイスキー蒸留所設立ラッシュ、初期の頃、旧軽井沢蒸留所の一式を競売入札で落札。当時から話題性の高い日本のクラフトウイスキー蒸留所として、存在を知られていました。
その時の蒸留器は“K”として、現在までウイスキーの生産を担っています。ウイスキーづくりは、型に縛られない地産地消も視野に入れた独自のスタイルを貫く個性派。
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